2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13F03776
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
厳 網林 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ZHANG Hui 慶應義塾大学, 環境情報学部, 外国人特別研究員
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Keywords | レジリエンス / 気候変動 / コミュニティ・ベース / 社会調査 |
Research Abstract |
気候変動や大気汚染などの環境問題はますます深刻な影響を世界に与えている。人口集積地の都市はこの変化にどう対応するか、大きなチャレンジである。レジリエンスはそのための重要な概念として世界的に注目されており、中でもコミュニティベースのアプローチがもっとも期待されている。一方では、このレジリエンスは多面的意味を持つため、複雑系に絡む多くの概念が先行し、研究フレームワークは未熟で、成功した実践事例はきわめて少ない。本研究は地域・コミュニティレベルにおいて経年災害に対応できるレジリエンスづくりの概念構築を行い、住民参加によって実践する方法を開発することを目的とする。今年度は次のことを行った。1)文献調査、2)アンケートの設計、3)有識者のインタビュー、4)福島南相馬への現地調査、5)総括と報告の作成、を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画どおりに進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度計画では、1)福島南相馬で原発事故被災者にインタビュー、2)横浜などを対象に現地調査、3)データ処理、4)論文作成、を行う計画である。
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Research Products
(2 results)