2015 Fiscal Year Annual Research Report
生物物理学的予後予測モデルに基づく循環型放射線治療計画法の開発
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13J02944
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
馬込 大貴 東京大学, 医学部附属病院, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | MVCT / Iterative reconstruction / Registration |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、ミネソタ大学と協力することで全骨髄照射(TMI: total marrow irradiation)症例における位置合わせ用高速Mega-voltage computed tomographyの再構成方法を開発した。 ミネソタ大学から提供された3体の献体を4種類の寝台速度で撮影した。撮影された投影データは、Iterative reconstruction (IR)algorithmに基づき三次元再構成され、従来法であるFiltered back projection (FBP)algorithmに基づき再構成された画像と比較した。定量評価(画像レジストレーションのずれ量)を行った結果、今回開発したIR法に基づく再構成方法を用いた方が、従来のFBP法に比べて、寝台速度が速い場合(3mm/sec, 4mm/sec)に有意に精度が向上した(P <0.05)。 本研究は、我々の知る限り、献体を画像再構成法の開発に用いた初めての研究であり、実際の患者での無用な被ばくを増やすことなく、新技術の開発に成功した。本研究で開発された手法は、現在、ミネソタ大学を中心とした国際臨床治験で実際に使用されている。 全骨髄照射は、従来の照射方法(全身照射)に比べて正常組織への不要な線量を減らすことができるため、治療成績の向上が期待されているが、治療時間が長い(1患者1日1.5-2時間)ため、日本でも数施設でしか実施されていない。本研究成果を用いることで、治療時間の短縮が予想されることから、全骨髄照射が広く国民に普及されることが期待される。 本年度に開発したMVCT画像を昨年度までに開発した治療計画方法と組み合わせることで、高精度な全骨髄照射を行うことが可能となる。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(16 results)
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[Presentation] Marrow Response to Chemotherapy and Radiation in Gynecologic Malignancies As Assessed by Water-Fat MRI2015
Author(s)
Christopher Wilke, Taiki Magome, Luke Arentsen, Rahel Ghebre, Levi Downs, Patrick Bolan, Kathryn Dusenbery, Clifford Rosen, Jerry Froelich, Douglas Yee, Susanta Hui
Organizer
ASTRO 2015
Place of Presentation
San Antonio, TX(USA)
Year and Date
2015-10-18 – 2015-10-21
Int'l Joint Research
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