2014 Fiscal Year Annual Research Report
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13J02971
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
竹口 美久 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 外国人労働者 / タイ / 移民 / 第二世代 / 教育 / 外国人児童 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、昨年度の予備調査を踏まえて、本研究課題のひとつである外国人労働者が帯同した児童およびタイで生れた児童の教育について、詳細なフィールド調査を行った。 フィールド調査は2014年11月10日から2015年3月20日にかけて、タイ王国チョンブリー県を主な調査地として行った。調査の目的は、外国人児童がタイの公立学校に就学するための条件及び就学後のタイ人児童やタイ人教員との関係を、特にタイ側からの視点で明らかにすること、と設定した。 具体的には、タイ人児童及び保護者、タイ人教員、外国人児童及び保護者を調査対象者とし、タイ人及び外国人児童の保護者に対して質問票を用いた半構造化面接を行った。一度の面接は1時間から1時間半とし、タイ人保護者、外国人保護者とも約40名ずつの協力を得た。また、後日必要に応じて追加面接を実施した。タイ人教員への面接は、当該校が外国人児童を受け入れているか否かを区別せず、教育委員会の管理下にある公立小学校を対象に、学校長又はそれに準ずる教員の協力のもと実施した。 研究発表について、学会発表は叶わなかったが、アジア域内の労働移動に関する研究会でタイの外国人労働者政策に関する報告を行ったほか、年報『タイ研究』に書評「野津隆志.『タイにおける外国人児童の教育と人権―グローバル教育支援ネットワークの課題』ブックウェイ, 2014年, 239 p.」を投稿した(採録決定、2015年7月発行予定,第15号)。また、隔月発行の一般紙「タイ国情報」(公益財団法人日本タイ学会発行)には、5月号から継続してタイの外国人労働者に関する総説を投稿している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画通り中期のフィールド調査を実施し、そのデータ整理がほぼ終了している。昨年度行った学会報告をまとめ論文とし投稿する作業は継続中であるが、最終年度に向けて博士論文の骨子が出来上がった。
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Strategy for Future Research Activity |
先ず、今年度行った調査をもとに投稿論文をまとめ、その内容を7月にオーストラリアで行われるThe 9th International Convention of Asia Scholarsにおいて発表する(発表採択済)。これは、博士論文第3章の根幹となるものである。夏以降には、以前に発表した論文及び前掲論文を軸として博士論文を執筆、提出する。
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Research Products
(7 results)