2015 Fiscal Year Annual Research Report
20世紀北東アジアにおける植民地支配とその解放に関する歴史社会学的研究
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13J02988
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
朴 沙羅 京都大学, 人文科学研究所, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 国際移住 / 非正奇異移民 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度はまず、7月に沖縄県公文書館・沖縄県立図書館での文書収集を行った。また沖縄県石垣市与那国町・沖縄県糸満市において、1940年代後半に「密貿易」を行った、あるいは目撃した人々7名からインタビューを収集した。さらに7月から10月にかけて、大阪府内において在日コリアン1世を対象としたデイサービスセンターにて、5名の生活史インタビューを収集した。また海外調査としては、2月に台湾(台北市)の国家トウ案館および台湾政治大学にて、日本人の引揚げと「密貿易」に関する新聞資料・公文書を収集した。 口頭報告としては、8月にAmerican Sociological Association Annual Meetingにて口頭報告(査読あり)を行った。また12月にはEast Asian Junior Sociologists Forumにて口頭報告を行った。どちらの学会においても、司会、コーディネーター、報告者どうしでの学術交流を行ったが、特にAmerican Sociological Associationでは後にセッションコーディネーターが編者を務める学術ジャーナルへの投稿を勧められた。 2016年2月に水声社より翻訳書『オーラルヒストリーとは何か』(原題:The Death of Luigi Trastulli, Alessandro Portelli著、SUNY Press, 1991年)を刊行した。さらに、本書の出版に関連して、来年度あるいは再来年度に、原著者であるAlessandro Portelli氏(ローマ大学ラ・サピエンツァ校教授、現在は退職)を招聘し、国際シンポジウムを開催すべく現在鋭意企画中である。また学術論文については、昨年度から投稿していた学術論文が、ピアレビューを経て、3月末には海外学術ジャーナルに掲載されることとなった。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)