2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13J03588
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
城所 収二 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 野球 / バッティング / 引っ張り / センター返し / 流し打ち / 斜め衝突 / 三次元分析 / ビッグデータ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、熟練した野球選手が打球を左右へ打ち分けた際に、どのようなスイングによって『引っ張り』や『流し打ち』を打ち分けているのかを、3次元的なバットの振る舞いとして調査するとともに、打ち分け技術に長けた選手のスイングの特徴を明らかにすることであった。 初年度の研究によって、流し打ちにおける打球の飛翔する方向(左右)は、インパクト時の頭上から見たバットの向き(水平バット角)のみでは決まらず、バットの下向き傾斜(鉛直バット角)とボールの下側を打撃すること(衝撃線角度)の相互作用の影響を受けることが明らかとなった。 そこで2年目は、水平バット角に起因する左右への打ち分けを第1メカニズム、鉛直バット角と衝撃線角度の相互作用に起因する打ち分けを第2メカニズムと定義し、実際の打撃において第1メカニズムと第2メカニズムのどちらがより大きく打球の左右方向に貢献しているのかを調査した。大学野球選手16名に、マシン打撃による左右への打ち分けを行わせた。その結果、流し打ちのフライと引っ張りのゴロでは、第1と第2の両メカニズムが打球の左右角に約50%ずつ貢献していた。一方で、流し打ちのゴロや引っ張りのフライを打った時には第1メカニズムの貢献が100%を上回っていたことから、流・ゴや引・フを打つには従来通りバットを狙った方向へ向けてインパクトすることが必要となる。最後に、これまで大学・社会人・プロ野球選手を対象に収集してきた1500試技以上の打撃データをもとに、水平バット角と鉛直バット角の組み合わせからどのポイントでインパクトすることが打球速度の最大化につながるのかを調査した。その結果、打球速度が最大となったのは、引っ張りではヘッドを下げた鉛直バット角の大きなインパクトであり、センター返しや流し打ちではバットヘッドを捕手寄りに、すなわち第1メカニズム優位なインパクトであったことが示された。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)