2014 Fiscal Year Annual Research Report
キスペプチン・GnRH可視化ニューロンの受容体解析による生殖中枢制御機構の解明
Project/Area Number |
13J03767
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
家田 菜穂子 名古屋大学, 生命農学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | キスペプチン / GnRH / LH / 視床下部 / 下垂体 / KNDy |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、生殖中枢におけるキスペプチンおよび性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)ニューロンを制御するメカニズムの解明である。本年度は、以下の3点を実施した。 (1)GnRH部分ペプチド受容体のキスペプチン-ニューロキニンB-ダイノルフィン(KNDy)ニューロンにおける発現解析 (2)GnRH部分ペプチド中枢投与の黄体形成ホルモン(LH)分泌に対する効果の検討 (3)キスペプチン欠損ラットにおけるGnRH部分ペプチドのLH分泌に対する効果の検討 以上の研究成果から、GnRH部分ペプチドはKNDyニューロンに直接作用しGnRH/LHの分泌を促進することが明らかとなった。過去の報告ではラットにおいて、GnRH/LHサージの間に弓状核キスペプチンニューロンが活性化されることが示されていることからも、GnRH/LHサージの発生中にGnRH部分ペプチドによるシグナリングが起こっているのではないかと考えられる。関連の成果を発表した結果、最優秀発表賞(日本下垂体研究会第29回学術集会)を受賞し、2015年 Endocrine Society 学術集会においてInvited to compete in the Endocrine Society’s Presidential Poster Competition for a first-authored top-scoring abstract for presentation at the Annual Meeting & Expoに選出されるなど、本研究成果は高く評価されている。以上、本研究は当初の計画以上に進捗した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Lack of pulse and surge modes and glutamatergic stimulation of LH release in Kiss1 knockout rats.2015
Author(s)
Uenoyama, Y., Nakamura, S., Hayakawa, Y., Ikegami, K., Watanabe, Y., Deura, C., Minabe, S., Tomikawa, J., Goto, T., Ieda, N., Inoue, N., Sanbo, M., Tamura, C., Hirabayashi, M., Maeda, K., Tsukamura, H.
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Journal Title
Journal of Neuroendocrinology
Volume: 3
Pages: 187-97
DOI
Peer Reviewed
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