2015 Fiscal Year Annual Research Report
ニワトリにおける非酵素的糖化反応化合物の生理的機能解明と産肉性向上への応用
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13J03782
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
牧野 良輔 愛媛大学, 農学(系), 助教
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 糖化反応 / トリプトファン / PHP-THβC / 摂食行動 / 腎臓 / 初代培養細胞 / 放射性同位体 / ニワトリ |
Outline of Annual Research Achievements |
トリプトファンとグルコースから生成されるPHP-THβCはインドールアルカロイドの一つであるため摂食行動へ影響を及ぼす可能性が考えられた。そこでPHP-THβCをニワトリに投与し、PHP-THβCと摂食行動の関係を調査した。ニワトリの翼下静脈から1090 nmol/100 g BWのPHP-THβCを投与し、ニワトリの摂食量を測定した。その結果、PHP-THβCの投与がニワトリの摂食量を有意に増加させた。 今までにニワトリ組織へのPHP-THβC蓄積について報告が見当たらない。そこで、放射性同位体で標識したPHP-THβCをニワトリに投与し、0.5、1、3および6時間後にニワトリの血漿および組織中の放射能を測定することで、PHP-THβCがニワトリのどの臓器に蓄積するのかを明らかにすることを目的とした。投与30分後で腎臓に最も多くの放射能が検出された。その後、3時間および6時間後では盲腸への放射能蓄積が最も多く、さらに排泄物中の放射能も継時的に増加したことから、静脈投与したPHP-THβCは腎臓を介して速やかに排泄されることが示唆された。 PHP-THβCが細胞にどのように取り込まれるかを明らかにするために、筋肉、脾臓、肝臓、腎臓、心臓、腺胃、筋胃および皮膚由来の初代培養細胞の培養液に放射性PHP-THβCを添加し、タンパク質画分、非タンパク質画分および全画分を採取してPHP-THβCの取り込み様式を推察した。いずれの細胞においても放射能量は全画分、タンパク質画分、TCA可溶画分の順に高かったことから、PHP-THβCは細胞内タンパク質に結合する可能性が示唆された。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)