2014 Fiscal Year Annual Research Report
自己組織化マップを用いた迅速・高信頼性感染症スクリーニングシステムの構築
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13J05344
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
孫 光鎬 首都大学東京, システムデザイン研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 重症度検出 / 自己組織化マップ最適化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,検疫における新興・再興感染症の高精度の検出とその流行予防のため,自己組織化マップを用いた迅速・高信頼性感染症スクリーニングシステムの構築を目的である。26年度は,より検疫現場のニーズに応え,自己組織化マップ判別関数の機能を向上させ,さらに感染症の重症度の検出に成功した。具体的に,(1)自己組織マップ構築における各パラメータ(マップサイズ,学習率,学習回数)の詳細な検討,最適化を行った。(2)自己組織マップ判別アルゴリズムを感染症スクリーニングシステムへ実装し,リアルタイムで結果を表示できるように改良した。(3)非接触で計測された心拍数・呼吸数・顔表面温度から血中酸素飽和度が96%以下の重症患者の検出法を提案,実証を行った。研究成果として,4件の論文誌,3件の国際学会発表,3件の国内学会発表等を積極的に外部へ研究発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り,感染症スクリーニングシステムに実時間自己組織化マップ判別関数を実装し,2014年冬季の季節性インフルエンザ患者を対象にその判別精度の実証を行った。その検出率が約85%以上であり,実用できる程度までに達した。さらに,より検疫現場のニーズに応え,自己組織化マップ判別関数の機能を向上させ,血中酸素飽和度が96%以下の重症患者の検出の検出に成功した。
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Strategy for Future Research Activity |
基本的に,計画通りに推進していく。しかし予想できる問題点として,当初計画した感染症が多発しているベトナムでのデータ収集に,現地との調整などに遅れが生じる可能性がある。その場合は,日本国内でデータ収集および性能評価を行う。
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Research Products
(12 results)
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[Presentation] Design an Easy-To-Use Infection Screening System for Non-Contact Monitoring of Vital-Signs to Prevent the Spread of Pandemic Diseases.2014
Author(s)
Guanghao Sun, Vinh Quang Nguyen, Ayumu Matsuoka, Keisuke Miyata, Chris Chen, Akiko Ueda, Seokjin Kim, Yukiya Hakozaki, Shigeto Abe, Osamu Takei, Takemi Matsui
Organizer
The 36th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society
Place of Presentation
Chicago, USA
Year and Date
2014-08-26 – 2014-08-30
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[Presentation] 非接触バイタルサイン計測技術を活用した高精度・迅速感染症スクリーニングシステムの実用化開発2014
Author(s)
孫光鎬, 松岡歩, 宮田圭輔, Nguyen Quang Vinh, Chris Chen, 上田晶子, 箱崎幸也, 阿部重人, 金石振, 武居修, 松井岳巳
Organizer
第53回日本生体医工学会大会
Place of Presentation
仙台
Year and Date
2014-06-24 – 2014-06-26
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