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2015 Fiscal Year Annual Research Report

寿命制御におけるコレステロールの役割の解明

Research Project

Project/Area Number 13J05841
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

庵原 亜貴子  京都大学, 生命科学研究科, 特別研究員(DC1)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords寿命 / コレステロール
Outline of Annual Research Achievements

コレステロールは生体膜の構成成分やステロイドホルモンの前駆体として働くなど、様々な生命現象に関わる分子である。我々ヒトにおいて、血中コレステロール値は寿命に影響を与えることが知られているが、コレステロールが老化そのものを制御する分子メカニズムはほとんど分かっていない。本研究は、線虫C. elegansを用いて、コレステロールが寿命に与える影響と、寿命を制御する分子メカニズムを解明することを目的としている。昨年度までの研究で、食餌制限による寿命延長の制御や、食餌制限による寿命延長に重要であることが知られていたシグナル伝達経路の下流の転写因子の制御に、コレステロールが関与していることを明らかにしていた。そこで本年度は、コレステロールがどのように食餌制限による寿命延長に重要な転写因子の制御に関与しているかを調べることを目的として研究を進めた。まず、コレステロールに結合することがこれまでに知られていたタンパク質の遺伝子をノックダウンし、自由摂食時と飢餓時において寿命への影響を調べた。その結果、その遺伝子が食餌制限による寿命延長に関与していることを見出だした。また、その遺伝子が、食餌制限による寿命延長に重要な転写因子の制御に、どのように関与しているかについても調べた。その結果、その遺伝子がコレステロールの濃度依存的に、転写因子の局在制御に関与していることを明らかにした。これらの結果は、コレステロールが食餌制限による寿命延長に重要なシグナル伝達経路を制御し、老化そのものの制御に関与しているという新しい知見を示している。

Research Progress Status

27年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

27年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (1 results)

All 2015

All Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Presentation] The role of cholesterol in DAF-16 nuclear localization and fasting-induced longevity in C. elegans2015

    • Author(s)
      Akiko Ihara, Masaharu Uno, Koichi Miyatake, Sakiko Honjoh, Eisuke Nishida
    • Organizer
      20th International C. elegans Meeting
    • Place of Presentation
      University of California, Los Angeles, USA
    • Year and Date
      2015-06-26 – 2015-06-26
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2016-12-27  

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