2014 Fiscal Year Annual Research Report
次世代超広視野深宇宙探査で探る巨大ブラックホールの進化
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13J06829
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
池田 浩之 愛媛大学, 理工学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 巨大ブラックホール / 活動銀河核 |
Outline of Annual Research Achievements |
すばる望遠鏡の次世代超広視野カメラを用いた大規模探査により構築される低光度活動銀河核のサンプルを用いる事で、初期宇宙における低光度活動銀河核の個数密度及び低光度活動銀河核の存在する暗黒物質ハローの質量を推定し、巨大ブラックホールの進化に制限をつける事が目的である。この目的を早期に達成するためには、効率よく低光度活動銀河核の大規模サンプルを構築する必要がある。 そのため、すばる望遠鏡の次世代超広視野カメラを用いた大規模探査が始まった直後に、取得された撮像データを使用する事で、初期宇宙における低光度活動銀河核の候補天体および同じ時代における銀河を選出した。さらに2015年3月には、すばる望遠鏡の多天体分光装置を用い、初期宇宙における低光度活動銀河核と銀河の候補天体の分光フォローアップ観測を行う観測提案を提出した。その後、選出した低光度活動銀河核の候補とすでに過去の研究によって活動銀河核であると分かっている天体の周りの銀河の空間分布についても調査を行った。また、初期宇宙における低光度活動銀河核の個数密度についても計算した。 次に、初期宇宙における低光度活動銀河核の存在する暗黒物質ハローの質量を推定し、理論モデルと予測することで、低光度活動銀河核の活動期間および低光度活動銀河核の発現の起源に制限をつけるために、すでに発見されている初期宇宙における低光度活動銀河核のサンプルと初期宇宙における銀河サンプルを用いて、この時代における活動銀河核と銀河の相互相関関数の計算を行った。この計算結果から、初期宇宙における低光度活動銀河核の存在する暗黒物質ハローの質量を推定した。これらの結果を論文にまとめ、天文学の国際雑誌であるThe Astrophysical Journalに投稿中である。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)