2015 Fiscal Year Annual Research Report
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13J08682
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐々木 充文 東京大学, 人文社会系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 複統合的言語 / 言語類型論 / 言語学 / ナワトル語 / メキシコ / メソアメリカ先住民語 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、従来の言語研究において理論・記述の両面から研究が不足している複統合的言語 (polysynthetic language) を対象とした類型論的研究であり、特に、これらの言語に特徴的とされる形態統語論的性質の相互関係と多様性を探ることを目的としたものである。特に、複統合的言語の代表例とされるメキシコのナワトル語に焦点をあて、わけても前年度以降はメキシコ・プエブラ州で話されている現代ナワトル語(イシュキワカン方言)の現地調査とその成果発表に主眼をおいている。 2016年度4月には東京大学言語学論集に現地調査のデータを基にした論文を投稿し、掲載された(9月出版)。また、2016年3月には、現地調査で得られた資料の一部に注釈と訳を施し、ナワトル語の口語テキストとしてTlalocan誌(メキシコ)に投稿した。このほか、学会において査読つき口頭発表を3回行った。 また、学会発表および論文投稿に加え、前年度までに収集した資料をもとに博士論文の執筆を行い、約3週間にわたりイシュキワカン方言の現地調査を行った。この調査においては、博士論文のためのデータを補うため、特に関係詞と冠詞・コピュラ構文、助動詞的接辞を中心とするやや複雑な構文の追加調査を行い、必要な例文、録音、テキストを収集・整理することができた。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)