Research Abstract |
修士課程から取り組んでいる薄膜ディスプレイに関する研究を光学的特性, 変形性, 質感表現性などの観点から論文にまとめあげた, 論文誌(国内1, 国外1), 国際会議発表4回など, 成果を挙げた. そのうちSIGGRAPHではStudent Research Competition の Semi-Finalistになり, ACEではBest Paperの賞を受けた. また博士課程から取り組んでいる音響浮揚表現での取り組みについて, 基礎原理について, 論文誌(国内1, 国外1), 国内発表1回, デモ発表として国際会議発表1回など積極的に発表した. またその延長として博士課程の中核となる, 音響浮揚変形ディスプレイについて, 海外論文誌Transaction of Graphics(国外1)にアクセプトされた. この研究の研究動画は国内外問わず広く紹介され, Youtube上の動画が約300万回再生され広く一般にアウトリーチされた. またこの成果についてインタビューを受けその様子はロイター通信やDiscovery Channel, フランス国営放送, 日経新聞などを通じて世界中に配信された. また, テクスチャ表現についての触覚ディスプレイも国際会議Eurohapticsにアクセプトされた. 国際会議 Laval Virtual では本年度の最高賞と部門賞を受賞した. それ以外にも展示, メディア露出等研究のアウトリーチも多く行い, メディアアート作品も多く手がけた. 作品の中でも, アリスの時間という作品は, SIGGRAPHのアートギャラリー(国外1)に採録され, LeonardというMIT Pressの発刊する論文誌(国外1)の表紙を飾った. 東京デザイナーズウィーク(東京最大のアート・デザインイベント)では, アーティストコンテナ展にて, 二つの作品を発表し, 好評を得た。研究者&メディアアーティストとして, 多くの雑誌, テレビメディアに登場し, 大学やイベント等で招待講演も13回行った. 研究活動の充実した初年度であったと言える.
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