2014 Fiscal Year Annual Research Report
Belle実験におけるτ粒子の電気双極子モーメント(EDM)の測定
Project/Area Number |
13J09443
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
有田 義宣 名古屋大学, 理学研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | 素粒子物理実験 |
Outline of Annual Research Achievements |
系統誤差について詳細に評価し,最終的にEDMの測定結果を出した. これまではO(10^-17 ecm)の感度だったものを改善し,世界最高感度(10^-18)でのEDMの精密測定を行なった. 1.系統誤差の見積もりとその抑制については,実データとシミュレーションデータを比較し,測定器の精度や物理的なノイズ事象について系統誤差を見積もり,その影響を定量的に評価した.また,大きな系統誤差を生む要因についてはさらに詳細に調査を行ない,誤差の抑制を行なった. その後,2.実データを用いてEDMの測定を行ない,世界最高精度でその上限値を更新する値を得た.測定結果の信憑性をより強固にするために研究グループ内での議論を行ない,EDMにかかる主観的バイアスについて検証を行なった.
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|