2002 Fiscal Year Annual Research Report
高解像度全方位画像センサと高速ネットワークを使ったインタラクティブ画像提示
Project/Area Number |
14019065
|
Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
山澤 一誠 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (40283931)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横矢 直和 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (10252834)
|
Keywords | 高解像度全方位画像センサ / 高速ネットワーク / テレプレゼンス / 画像伝送 / ハイビジョンカメラ |
Research Abstract |
1.高解像度全方位画像センサの設計・検討 研究代表者が考案した双曲面ミラーを用いた全方位画像センサHyperOmni Visionのカメラ部にハイビジョンカメラを使用し高解像度化を図った.その際,ハイビジョンカメラと遠隔地の画像のインタラクティブな提示という目的に合わせて双曲面ミラーを設計した.設計したセンサの視野は水平より上30度から下45度まであり,解像度は1920x1035ピクセルです.これにより従来のNTSCカメラを用いた全方位画像センサより約4倍の解像度を持つものができた.この高解像度全方位画像センサは最も抑止王すると思われる水平付近の角度分解能が垂直視野60度を持つNTSCカメラとほぼ同等であり,従来のNTSCカメラと同等の角度分解能を持ちながら周囲360度を撮影することが可能であった. 2.高速ネットワークにおける高解像度画像伝送方式の検討,システムの構築 高速ネットワークにおいてハイビジョン画像を伝送する手法を検討し,システムを構築した.全方位画像センサで撮影した画像には周囲に黒い無駄な領域がある.1920x1035の画像のうち1024x1024の周囲が写っているところのみを切り出し,データ量を削減し1Gbpsのネットワークを利用して伝送した.これにより約15fpsの速度で画像を伝送することができフルレートとはいかないまでも人間がスムーズと知覚できる10fps以上の速度を実現した. また,NTSCカメラを用いたものについても研究を行い,DV画像をパケット化して伝送する技術を用いて,100Mbpsのネットワーク上で30fpsのフルレートで画像を伝送することができた.
|
Research Products
(6 results)
-
[Publications] Shinji Morita: "Internet telepresence by real-Time view-dependent image generation with omnidirectional video camera"Proc. SPIE Electronic Imaging. 5018. 51-60 (2003)
-
[Publications] Shinji Morita: "Internet telepresence by real-Time view-dependent image generation with omnidirectional video camera"Proc 1st Int. Workshop on Man-machine Symbiotic Systems. DI-8. 8 (2002)
-
[Publications] 江藤 誠彦: "高精細全方位ビデオ映像を用いたネットワーク対応の没入型テレプレゼンス"電子情報通信学会PRMU,パターン認識・メディア理解. 2002・146-148. 55-60 (2002)
-
[Publications] 森田 真司: "全方位画像センサによるネットワークを介したテレプレゼンスシステムと遠隔監視システム"電子情報通信学会PRMU,パターン認識・メディア理解. 2002・80-90. 19-24 (2002)
-
[Publications] 山澤 一誠: "全方位カメラとJABA appletを用いたインターネット定点カメラ"情報科学技術フォーラム(FIT)一般講演論文集. 3. I-7 (2002)
-
[Publications] 江藤 誠彦: "全方位ハイビジョンカメラによるネットワークを介したテレプレゼンス"情報科学技術フォーラム(FIT)一般講演論文集. 3. I-5 (2002)