2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14022101
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
増本 健 東北大学, 名誉教授 (20005854)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中原 忠男 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90034818)
伊藤 卓 横浜国立大学, 名誉教授 (50016721)
清水 康敬 独立行政法人・メディア教育開発センター, 理事長 (10016561)
木村 捨雄 名城大学, 大学院・総合学術研究科, 教授 (90000059)
無藤 隆 白梅学園短期大学, 学長 (40111562)
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Keywords | 理科教育 / 科学教育 / 数学教育 / IT教育 / 教育工学 / 情報システム / ソフトコピューティング / ネットワーク |
Research Abstract |
本特定領域研究は、わが国の児童生徒の「科学技術離れ」「理科離れ」を克服すべく、平成14年度から始まり、15・16年度(2年継続)を経て、17・18年度の最終研究期間の1年目を終えたところである。研究を進めるにあたっては「社会貢献」をキーワードとし、教育現場に直結する、将来に向けた確かな蓄積となる研究成果をめざす。とくに、領域が掲げる"新世紀型"とは何かを共通の問いかけとし、「教育の科学的解明」を一層進めるため、近年目覚しい進展をみせている「脳科学」との接点を探る試みをすすめ、また本領域と近いテーマで進められている「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」との連携も、領域全体の基本方針として打ちだしている。平成17年度は、採択課題78件にっいて、5つの研究項目ごとに研究を推進したが、ここでは、全体にかかわるもののみを摘記する。まず、平成17年7月29、30日に「全体研究打合会」(於:日本化学会化学会館)を開催し、採択課題全研究者に対し研究方針の徹底を図り、研究項目ごとの共通課題の確認、共同研究の進め方等について討議した。次に、平成17年11月18、19日には、鳴門教育大学にて「秋期全体研究会」を開催し、研究進捗状況報告と合わせ、SSHの全国的動向や現場からの報告をふまえて研究討議を行なった。加えて、平成17年12月11日には平成16年度にひきつづき、第2回ジョイント研究会「教育と脳科学の出会い」を「教育研究と脳科学の接点をめぐって」という主題で開催した。さらに、平成17年度の研究の締めくくりとして、全体中澗報告会を平成18年2月17、18日に、日本科学未来館にて行なった。個々の研究課題の中間報告と合わせて、平成18年度、最終年度にむけて、また、本領域5年間の研究を、どのようにとりまとめていくか、精力的な研究討議が展開された。
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