2003 Fiscal Year Annual Research Report
奥村菅次作噴水器に関する素材・技法調査及び複製制作による考察
Project/Area Number |
14023207
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Research Institution | Tokyo National University of Fine Arts and Music |
Principal Investigator |
宮田 亮平 東京芸術大学, 美術学部, 教授 (00174194)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原 智 金沢美術工芸大学, 助教授 (60248911)
篠原 行雄 東京芸術大学, 美術学部, 助教授 (70242253)
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Keywords | 江戸のモノづくり / 噴水器 / からくり / 鍛金 / 金工 |
Research Abstract |
噴水器の素材、技法、構造等の調査をもとに復元制作した. 外部形状は銅を深絞り加工した後、表面に金鎚による荒らし加工、さらに表面処理(錫引き)を施した物であることが実証された. 上面装飾部分については銅を高肉彫金した物と線彫りを施した物と絞り加工した物とに分類でき表面処理は金アマルガム鍍金に煮色着色したものであることが実証された. 噴水の機構構造についてもX線透過撮影による調査資料をもとに、復元制作した結果、上面盤上より約35cm程噴水が上がることが実証された。
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