2005 Fiscal Year Annual Research Report
ワイドバンドX線偏光で探るブラックホールの時空構造と活動性
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14079204
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
鶴 剛 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (10243007)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小山 勝二 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10092206)
田原 譲 名古屋大学, エコトピア科学研究所, 教授 (10135296)
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Keywords | X線天文学 / 偏光X線撮像分光 / ブラックホール / X線CCDカメラ / X線ガス検出器 |
Research Abstract |
1)中型のP型透過型CCDの試作 本格的な観測にも使用可能な中型のP型透過型CCD「CCD-NeXT1」の試作を行った。 フォーマットは2048x4096(IA+FI)で、ピクセルサイズは12μm□である。ウェハ厚みは150μmで、透過可能なパッケージを備える。試験の結果、空乏層厚み70μm以上、読み出しノイズ3electron程度を達成した。 2)大型のP型CCDの検討 CCD-NeXT1の開発成功を受けて、合計で4倍の面積を持つ大型のX線CCD素子、CCD-NeXT2の開発を開始した。ピクセルサイズは24μmとする。また電荷注入端子をもうける。 3)N型CCD素子 2005年8月までに裏面照射型のテストデバイスを完成したので、30mmx60mmのサイズを持つ中型のCCD素子の開発を始めた。 4)完全ピクセル読み出し型μ-PICを用いたX線偏光試験 性能を向上させたアナログ読み出しシステムを完成させ、放射光実験を実施した。その結果偏光検出効率24%(Ne+C2H6,8keV)を達成した。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] A Detailed Study of Molecular Clouds toward the TeV Gamma-Ray Supernova Remnant G347.3-0.52005
Author(s)
Moriguchi, Y., Tamura, K., Tawara, Y., Sasago, H., Yamaoka, K., 他2名
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Journal Title
The Astrophysical Journal 631
Pages: 947-963
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