2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14080101
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
井田 喜明 兵庫県立大学, 大学院・生命理学研究科, 教授 (30013535)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 良和 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00025420)
西村 太志 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (40222187)
小屋口 剛博 東京大学, 地震研究所, 教授 (80178384)
谷口 宏充 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (70125251)
岡田 弘 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40000872)
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Keywords | 火山 / 固体地球物理学 / 自然現象観測・予測 / 地殻・マントル / 防災 / 自然災害 / シミュレーション工学 / 流体 |
Research Abstract |
特定領域研究「火山爆発のダイナッミクス」では、研究組織の有機的な結合のもとに研究を進めるために、今年度も年度末のシンポジウムを3月2〜4日に開き、その成果を報告書として印刷した。このシンポジウムには、「噴火シミュレータ」の特別セッションも含めて64件の発表があった。領域全体の研究の推進策を検討するために3回の総括班会議を開き、領域内に情報を周知するために5号のニュースレターを発行した。研究交流のためには、5月に地球科学合同学会で、また8月にはハワイで開かれたAGU(米国地球物理学連合)のWPGM(西太平洋地球物理学会議)で、領域からセッションが提案され、国内および国外の研究者と研究成果が交換された。また、2005年1月11〜14日には、噴火モデル、火山爆発の素過程、噴火シミュレーションと火山防災を中心テーマにすえて、領域の主催で「火山爆発研究の基本戦略」と題する国際研究集会を神戸で開いた。この集会では、10人の外国人研究者を招いて16の基調講演が組まれ、また領域の研究成果が44のポスターによって展示された。社会に火山爆発に関する理解を普及する目的では、領域は7月19日に一般市民向けの講演会を熊本市で開き、7月25〜26日には、MOVE(火山探査移動観測ステーション)など領域が開発した観測計器の紹介を兼ねて、阿蘇火山博物館で成果展示会を開いた。この講演会やMOVEについては、現地の新聞などでも取り上げられた。領域のホームページには、月平均680件のアクセスがあり、その中には一般の人々からのアクセスも多く、社会への情報発信の役割を担っている。なお、今年度は研究期間の3年目にあたり、この時点までの研究実績に関して領域は中間評価を受けた。
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Research Products
(6 results)