2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14087101
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
岡田 典弘 Tokyo Institute of Technology, 大学院・生命理工学研究科, 教授 (60132982)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀 道雄 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40112552)
澤村 京一 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 講師 (90247205)
石田 直理雄 産業技術総合研究所, 生物機能工学研究部門, 生物時計グルーブ長 (00344234)
長谷部 光泰 大学共同利用機関法人, 基礎生物学研究所, 教授 (40237996)
荻原 保成 横浜市立大学, 木原生物学研究所, 教授 (40185533)
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Keywords | シクリッド / ビクトリア湖 / 種形成 / ショウジョウバエ / シロイヌナズナ / コムギ / 集団遺伝 |
Research Abstract |
A01(岡田):モデル脊椎動物ゼブラフィッシュにおいて、エンハンサートラップ法を開発した。これにより発生関連遺伝子の変異の分離と機能解析が可能となった。またトランスポゾンを用いたGal4-UAS法を確立した。これにより特定の細胞で任意の遺伝子を発現させ機能解析することが可能になった。 A02(堀):魚類の全ての月で左右性の存在を実証し、4種の魚種で左右性の遺伝様式を明らかにした。また、タンガニイカ湖産シクリッドにおいて生息深度と対応したオプシンの変異がいくつかの族で平行進化してきたことを解明した。 A03(澤村):アナナスショウジョウバエ類の種形成遺伝子は種特異的な染色体逆位に高頻度で蓄積されている。逆位外では分子レベルで種間イントログレッシッョンが認められたが、逆位内では組換え抑制に伴って種分岐が大きくなっていた。 A04(石田):生殖前隔離機構の1つとして雄バエが雌バエを追いかけるproximityリズムをビデオで測定する系を確立し、これに関わる脳内中枢の同定に成功した。雌の交尾成功率を左右する脳内中枢と雄のproximity中枢と雄のproximity中枢が共進化することが解明された。 A05(長谷部):解析を進めていたシロイメナズナの受容体型カイネースが生殖隔離の要である卵細胞を認識した際の精細胞の放出を制御していることを明らかにした。また、シロイヌナズナMIRC*型MADS-box遺伝子の4重遺伝子破壊体の花粉管伸長に異常を引き起こす遺伝子発現変化を特定した。 A06(荻原):異質6倍性バンコムギの花器官形成過程にはたらく遺伝子の構造と3種ゲノムの発現調節機構を解析し、複2倍のゲノムシャツフリングが新たな種形成に及ぼす影響を考察した。また、核・細胞質雑種コムギにおける花粉から伝達されるミトコンドリアゲノムの発現様式を明らかにし、種形成への関与を指摘した。 A07(館田):モデル脊椎動物ゼブラフィッシュにおいて、エンハンサートラップ法を開発した。これにより発生関連遺伝子の変異の分離と機能解析が可能となった。またトランスボゾンを用いたGal4-UAS法を確立した。これにより特定の細胞で任意の遺伝子を発現させ機能解析することが可能になった。
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Research Products
(6 results)