2005 Fiscal Year Annual Research Report
建設副産物・廃棄物のGPSによる管理と再利用システムの構築
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14102027
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| Research Institution | Fukuoka University |
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Principal Investigator |
市川 新 福岡大学, 工学部, 教授 (80010677)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
樋口 壮太郎 福岡大学, 工学部, 教授 (90352228)
島岡 隆行 九州大学, 大学院・工学研究院, 教授 (80202109)
浮田 正夫 山口大学, 工学部, 教授 (60035061)
松藤 康司 福岡大学, 工学部, 教授 (40078663)
鈴木 慎也 福岡大学, 工学部, 助手 (00341412)
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| Keywords | 建設廃棄物 / 不法投棄 / 電子マニフェスト / GIS / GPS / 車載端末 / 車両追跡 / 情物一致 |
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| Research Abstract |
一昨年度から構築を始めた『建設廃棄物管理システム:Construction Wastes Management System:略称CWMS』を完成させ、実用化に向けて大きく前進した。本年度特に力を入れたのは、廃棄物を運搬する車両とシステム(具体的には管理サーバー)との密接な連携を図るために新に『車載端末:Dump Catcher』を開発させたことである。この車載端末には、重量の自動記録、GPSと連動させた位置情報の把握、それらの情報のサーバーへの送信、逆にサーバーからマニフェスト情報の一部を受信できる機能等を持たせることにより、マニフェスト情報(『情』)と廃棄物(『物』)の関連性を図ることが可能となり、廃棄物の『情・物一致管理』が可能となった。また、従来の廃棄物管理において、運搬担当者(運転手)の参加ができなかったが、このDump Catcherに最小限のボタンを設け、廃棄物輸送の『開始』と『終了』時点の2回押下することにより、運搬担当者が廃棄物管理に直接関与できるようにした。この情報はサーバーを通じて法が定める電子マニフェストの送信先:JWNET(日本産業廃棄物処理振興センター・情報処理センター)に同時に送信できるようになっている。
これらの研究成果の一部は国内外の研究集会で発表した。国内では、土木学会環境システム研究論文集(Vol.33)、同環境工学研究論文集(Vol.42)であり、国外では、イタリアで開催された『第10回国際廃棄物管理と埋め立てに関するシンポジウム』である。この会議には744編の投稿があり、その中から異なる国の5人の審査委員により128編が査読付き論文として採択されたが、その中の1編として採択された。このように、本研究は、国の内外で高く評価されているので、本研究の最終年度となる次年度は、建設団体との協議、JWNETとの連携、さらに廃棄物処理業者、同運搬担当者との連携による実証実験を行いその普及のための活動を行う予定である。
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Research Products
(6 results)
