2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14201002
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
上山 大峻 龍谷大学, 仏教文化研究所, 客員研究員 (00090192)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
入澤 崇 龍谷大学, 経営学部, 教授 (10223356)
徐 光輝 龍谷大学, 国際文化学部, 教授 (70278498)
古泉 圓順 四天王寺国際仏教大学, 人文社会学部, 教授 (00073429)
赤尾 栄慶 独立行政法人京都国立博物館, 学芸課保存修理指導室, 室長 (20175764)
吉田 豊 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (30191620)
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Keywords | 新疆 / 旅順博物館 / 仏典断片 / 漢文写本 / 書写年代 / トルファン / シンポジウム / 図録 |
Research Abstract |
科学研究費補助金交付最終年度にあたる本年度は、(1)国際学術シンポジウムの開催、(2)研究成果の刊行、を中心とした業務を遂行した。 (1)国際学術シンポジウムの開催 これまでの藍冊(ブルーノート)を中心とした約2万6000点の仏典断片の共同研究をうけ、2005年10月14日・15日の両日、中国大連市において、「旅順博物館蔵新疆出土漢文佛經国際学術研討会」と題するシンポジウムを開催した。トルファンを中心とする新疆出土文物を保管研究する中国(国家図書館、新疆ウイグル自治区博物館、トルファン地区文物局、旅順博物館)、日本(京都大学、龍谷大学)、ドイツ(トルファン研究所)より研究者が参加し、総計17の研究発表が行われた。 来賓、関係者を合わせ、50余名が参加し、旅順博物館所蔵資料はもちろん、他機関所蔵の新発見資料の紹介や、旅順博物館との関係を核とした世界的な共同研究の重要性も提示され、有意義な会議となった。 (2)研究成果の刊行 研究成果としては、A)図録、B)上記シンポジウムの発表をまとめた論文集、を刊行した。 A)『旅順博物館藏新疆出土漢文佛經選粹』… 約26,000点の断片のうち、重要なものを1429点選んで、原則として断片の書写年代を基本として同定仏典順に並べた。大正大蔵経との同定結果をもとにして、互いに接合した断片や他機関所蔵断片と接合した断片などをカラー図版24ページ、モノクロ図版185ページに掲載し、解説、掲載リスト、英文概要を加えた総計270ページの出版物として刊行した。 B)『旅順博物館藏新疆出土漢文佛經研究論文集』… 上記シンポジウムの口頭発表を受け、新たに追加した情報や、図版、注などを付した刊行した研究論文集である。すべての論文に日・中・英文要旨をつけ、290ページの論文集として刊行した。
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Research Products
(18 results)