2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14201017
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 嘉倫 東北大学, 大学院・文学研究科, 教授 (90196288)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾嶋 史章 同志社大学, 文学部, 教授 (30177224)
近藤 博之 大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 教授 (60135647)
石田 浩 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (40272504)
斎藤 友里子 奈良女子大学, 文学部, 助教授 (80278879)
三隅 一百 九州大学, 大学院・比較文化研究院, 助教授 (80190627)
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Keywords | 社会階層 / 不平等 / 教育 / 職業 / 制度 / ネットワーク / 国際比較 / 韓国 |
Research Abstract |
今年度の具体的な研究実績は、以下の4点にまとめることができる。 第一に、現代日本を対象とした全国調査の準備として、階層研究全般にわたる検討会議を催した。社会的不平等生成メカニズムの理論についての意見交換、従来型質問紙調査の限界を克服するための技術的検討などにより、重要な知見を獲得した。 第二に、国際比較プロジェクトに向けて、台湾、韓国、アメリカの研究者と詳細な議論を重ねた。台湾に関しては中央研究院の喩維欣・章英華研究員、台湾大学の蘇國賢助教授と台湾調査の調査設計について議論した。韓国に関しては成均館大学の車鍾千教授、中央大学の申光榮教授と今年度の韓国調査の調査票・調査設計について意見交換した。アメリカに関してはハーバード大学のメアリー・ブリントン教授、コーネル大学のデービッド・グルスキー教授とキャリア意識を中心とした日米比較調査の方針について議論した。 第三に、現代社会の階層システムについての全国調査を実施した。本研究課題にかかわる研究者を中心に調査設計をし、実査は中央調査社に委託した。その結果、回収率はほぼ60%、有効回収サンプルサイズは1000名を超え、十分信頼に足るデータを得た。この調査データについては、次年度にコーディングおよび分析を行い、報告書を作成する予定である。 第四に、韓国を対象とした職業威信調査を実施した。計画と設計は本研究課題メンバーが担当し、実査はギャラップ・コリア社に委託した。この韓国データについても、日本調査同様、次年度にコーディングおよび分析を行い、報告書を作成する予定である。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 石田 浩: "社会階層と階層意識の国際比較"樋口美雄・財務省財務総合政策研究所編『日本の所得格差と社会階層』. 105-126 (2003)
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[Publications] 三隅 一人: "社会設計支援としての社会学:数理社会学を軸にした構想覚書"社会分析. 30. 23-37 (2003)
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[Publications] 三隅 一人: "職獲得過程と社会関係資本:Comparative Narrativesによる職業生活史の二次分析"三隅一人『解釈支援型フォーマライゼーションの試み』. (科研費研究成果報告書). 1-23 (2004)
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[Publications] Sato, Yoshimichi: "Reflections on the Studies of the Middle Class in the SSM Project : Searching for a New Perspective on the Long-standing Topic"Asia-Pacific Forum. 22. 20-26 (2003)
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[Publications] Sato, Yoshimichi, Shin Arita: "The Impact of Globalization on Social Mobility in Japan and Korea : Focusing on Middle Classes in Fluid Societies"International journal of Japanese Society. 13(印刷中). (2004)
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[Publications] 数土 直紀: "階層意識に現れる性-権力"学習院大学法学会雑誌. 39・2. 15-38 (2003)