2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14201036
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
冨谷 至 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (70127108)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤松 明彦 京都大学, 文学研究科, 教授 (80159326)
伊藤 孝夫 京都大学, 法学研究科, 教授 (50213046)
岩井 茂樹 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (40167276)
矢木 毅 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (00252510)
古勝 隆一 千葉大学, 文学部, 助教授 (40303903)
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Keywords | 死刑 / 監獄 / 強制労働刑 / 犯罪 / Capital Punishment / Death Penalty |
Research Abstract |
2004年5月には、2003年11月に行なった国際セミナー(つづらおセミナー)の報告書を出版した。 その名称は、Law and Customs in East Asia-A study of capital punishments(JSPS Grants in Aid for Scientific Research A) 2004年4月から9月末にかけて代表者の冨谷は、ドイツMuenster大学に客員教授として講義に赴いたが、6月に、スウェーデンストックホルムに出かけ、本科研の共同研究者でもあるStaffan Rosen、Hakan Wahlquistと会談をおこない、2004年10月に予定していた北海道網走における明治時代の労役刑と監獄についての調査の打ち合わせをおこなった。それに基づき、10月末に、予定どおり北海道での調査をすすめ、日本近代における強制労働刑の実態と、教育刑としての監獄のあり方を、ヨーロッパの近代の制度との比較のうえで考察した。 2005年5月には、スウェーデン王立アカデミーにおいて、第2回目の国際セミナー「東アジアにおける死刑」を行なうことを、スウェーデン側との話し合いに中で決定し、そのテーマは、「Death Penalties in the East Asia」とすることにした。 共同研究者藤田弘夫は、2004年8月から9月にかけて、ロンドン、ハンブルクに出張し、ヨーロッパ都市における都市構造と犯罪に関する社会学的調査をおこなった。 本研究の研究成果として、2006年度中に、京都大学出版会から研究論文集『東アジアにおける死刑』(仮題)を出版することが決まった。
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Research Products
(7 results)