2004 Fiscal Year Annual Research Report
琉球列島における農耕社会形成過程の解明に向けた実証的研究-5〜7世紀を中心に
Project/Area Number |
14201043
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
木下 尚子 熊本大学, 文学部, 教授 (70169910)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
甲元 眞之 熊本大学, 文学部, 教授 (70072717)
小畑 弘己 熊本大学, 文学部, 助教授 (80274679)
杉井 健 熊本大学, 文学部, 助教授 (90263178)
黒住 耐二 千葉県立中央博物館, 上席研究員 (80250140)
高宮 広土 札幌大学, 文化学部, 教授 (40258752)
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Keywords | マツノト遺跡 / ナガラ原東貝塚 / 自然遺物 / 堆積学 / 根成孔隙 / 兼久式土器 / ヤコウガイ / 5〜7世紀 |
Research Abstract |
1.マツノト遺跡発掘調査の実施 2004年10月25日から10月31日まで、鹿児島県大島郡笠利町(奄美大島)所在のマツノト遺跡において、発掘調査を実施した。発掘調査は笠利町教育委員会が主催するものに参加し、別に科学研究費調査として、植物、貝類、脊椎動物依存体のコラムサンプリングを実施した。このほか、本年の新たな試みとして、根成孔隙の調査、砂丘における包含層形成の調査を実施した。 2.研究会の開催 2004年10月29日、30日に笠利町歴史民俗資料館において研究会を開催した。テーマは以下のとおり。【 】内は発表者名。参加者12名。 1)安良川遺跡の分析結果(昨年度調査)と従前(ナガラ原東貝塚調査)の分析結果の比較。【黒住耐二、樋泉岳二】 2)琉球列島の5〜7世紀の土器編年【岸本義彦、中村愿、新里亮人、木下尚子】 3)砂丘における根成孔隙【佐々木長市、佐藤幸一】 4)今回の調査所見【松田順一郎】 5)報告書作成にむけての意見交換 3.マツノト遺跡補充調査 西野望がマツノト遺跡のヤコウガイ整理作業を(3月4日〜7日)、高宮広土がマツノト遺跡土壌サンプルのフローテーション調査(3月14日〜18日)をそれぞれ実施した。
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Research Products
(8 results)