2002 Fiscal Year Annual Research Report
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14204062
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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| Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
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Principal Investigator |
城丸 春夫 東京都立大学, 理学研究科, 助教授 (70196632)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田沼 肇 東京都立大学, 理学研究科, 助手 (30244411)
奥野 和彦 東京都立大学, 理学研究科, 教授 (70087005)
東 俊行 東京都立大学, 理学研究科, 助教授 (70212529)
兒玉 健 東京都立大学, 理学研究科, 助手 (20285092)
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| Keywords | 冷イオン / 衝突 / イオン蓄積リング / 静電リング / 冷クラスターイオン / フラーレンイオン / マージングビーム / オービッティング |
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| Research Abstract |
14年度は静電型イオン蓄積リング本体の製作、立上げを行うとともに、周回イオン打ち込み用のイオン源の製作を行った。今回製作したリングは液体窒素で電極を冷却し、冷イオンを得ることができることが最大の特徴であるが、冷却効率をあげるため電極、低温シールド、リフレクターの3重構造になっており、当初の予定と比較して、かなり「太い」イオン蓄積リングとなった。またビーム偏向部には位置有感検出器を設置するための大きなスペースをとり、全体を円形のチャンバーに収めたため、従来のリングとはかなり異なった外見をしている。現時点で据付および微調整は完了し、焼きだし、冷却等の種々の試験を行っている。最終的には10^<-11>Torrの超高真空が得られる見込みである。
イオン源はデュオプラズマトロンとレーザー蒸発型クラスターイオン源の2種を製作した。デュオプラズマトロンで発生したイオンをウィーンフィルターを用いて分析したところ、Ar^+およびH^-ビームの発生が確認された。クラスターイオン源では予備実験としてフラーレン類のレーザー脱着によるパルスビームの引き出し・飛行時間分析のテストを行った。またビームの非破壊検出、位置モニターのための電極を設計、製作し、クラスターイオン源を用いて動作の確認を行った。
15年度から始まる実質的な研究の準備に関しては、頻繁な学内セミナーで意見交換を行うとともに、学外研究者を交えたワークショップを4回行い、今後の研究方針についての情報交換を行った。また、リングの製作と冷イオン衝突実験計画について、国際学会において報告を行った。
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