2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14205066
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
鈴木 基行 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60124591)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秋山 充良 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (00302191)
内藤 英樹 東北大学, 大学院・工学研究科, 助手 (50361142)
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Keywords | 超高強度コンクリート / 高強度鉄筋 / 鉄筋コンクリート構造 / 鉄骨鉄筋コンクリート構造 / 耐震設計法 / 高性能耐震構造部材 / 部材損傷 / 高耐力・高靭性 |
Research Abstract |
本研究では、RCおよびSRC構造を用いた超高性能耐震構造部材の開発とその耐震設計法に関する検討を行なっている。平成16年度の研究業績を以下に示す。 1.超高強度コンクリートを用いたRC柱の一軸圧縮特性の解明 圧縮強度130MPa程度の超高強度コンクリートを用いたRC柱(矩形断面、円形断面)の一軸圧縮試験を行い、圧縮耐力以降の荷重-変位関係、横拘束筋ひずみ、コンクリート内部のひずみ分布を計測した。さらに、横拘束指標の定量化および応力-ひずみ関係を定式化した。 [研究成果] (1)コンクリート圧縮強度130MPa程度、横拘束筋降伏強度1200MPa程度までを使用したRC柱の一軸圧縮載荷における横拘束指標が定量化できた。 (2)コンクリート内部のひずみ分布を測定することで、コンクリート強度および横拘束筋量による破壊領域の変化を定量的に評価できた。 (3)現行の耐震設計で規定する材料強度の上限値を大きく上回る領域までも対象とした、コンファインドコンクリートの応力-ひずみ関係を定式化した。 2.SRC柱の正負交番載荷実験と部材損傷に着目した靭性能評価法 SRC柱の正負交番載荷実験を実施し、荷重-変位関係、柱基部の曲率分布、軸方向鉄筋とH形鋼のひずみ分布などを詳細に測定した。さらに、部材損傷に着目したSRC柱の靭性能評価法を提案した。 [研究成果] (1)SRC断面からH形鋼を除いたRC断面に対して、軸方向鉄筋の座屈解析モデルを適用することで、SRC柱の実験時におけるかぶりコンクリート剥落点を精度良く評価できた。 (2)RCからSRC柱まで適用可能な簡便な履歴則による復元力モデルを提示した。
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Research Products
(6 results)