2003 Fiscal Year Annual Research Report
健康創造志向の行動変容支援包括モデルの構築に係わる社会医学情報論的研究
Project/Area Number |
14207017
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
森本 兼曩 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20143414)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 邦夫 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (80346197)
江副 智子 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (40232954)
早川 和夫 大阪大学, 医学部, 教授 (70142594)
呂 玉泉 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (90362722)
戸田 雅裕 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (90362714)
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Keywords | ライフスタイル / NK細胞活性 / コーチゾール / クロモグラニンA / ストレスホルモン / 染色体変異 / 健康年齢 / 予知予測の医学 |
Research Abstract |
ライフスタイルを、喫煙、飲酒、睡眠時間、運動習慣、栄養バランス、ストレスなどの8つの健康習慣を包括的に数量化する手法で評価する一方、個々人の抹消血リンパ球の染色体変異、あるいはナチュラルキラー細胞活性を指標にして健康度を定量化したところ、ライフスタイルの良好な集団ほど健康度は有意に高かった。 また、唾液中に分泌されるストレスホルモン(コーチゾールやクロモグラニンA)を指標に個々の精神心理的なストレス反応を学生および旅行参加者で評価したところ、高ストレス群ではこれらストレス関連ホルモンが高く、ナチュラル細胞活性が低かった。旅行に参加するなどにより有意にストレスホルモン系の回復が認められた。 これら重要な健康指標を包括的に解析することにより、個々人の健康年令、あるいは生活元気度を評価できる具体的なライフスタイル変容が健康寿命の延伸と共に、高い生きがい感の達成に定量的に結びつく事実を個々人のデータ入力を行うことにより予知・予測する健康創造システムを構築した。この健康創造システムをCD-ROMにおとし、職場、学校、保健所で実際に使用し、その結果を判定する作業を前年度に続き継続中である。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] Toda, M.: "Beneficial effect of tomato juice drinking on anti-mutagenicity of saliva"Environ.Health Prev.Med.. 7. 289-291 (2003)
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[Publications] Obata, A.: "Application of specific brain function evaluation by Optical Topography"Environ.Health Prev.Med.. 8. 29-32 (2003)
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[Publications] Tarumi, K.: "A Prospective observation of onsets of health defects associated with working hours"Ind.Health. 41. 101-108 (2003)
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[Publications] Nakamoto, I.: "Correlation between Saliva Glycated and Blood Glycated Proteins"Environ.Health Prev.Med.. 8. 95-99 (2003)
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[Publications] Obata, A.: "Acute effects of alcohol on hemodynamic changes during visual stimulation assessed using 24-channel near-infrared spectroscopy"Psychiat.Res.. 123. 145-152 (2003)
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[Publications] Toda, M.: "Effect of snack eating on sensitive salivary stress markers cortisol and chromogranin A"Environ.Health Prev.Med.. 9. 27-29 (2004)
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[Publications] 森本兼曩: "環境による疾患. In:内科学第2版"文光堂. 2315-2320 (2003)