2004 Fiscal Year Annual Research Report
消化器癌における細胞間相互作用の解明 ポストゲノム研究の一方向性としての癌細胞のepigenetic changeの重要性
Project/Area Number |
14207050
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
桑野 博行 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90186560)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅尾 高行 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (40212469)
加藤 広行 群馬大学, 医学部, 講師 (70224532)
志村 龍男 群馬大学, 医学部, 助手 (00282393)
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Keywords | 消化器癌 / co-culture / 細胞間作用 / 癌関連遺伝子 / RT-PCR / p53 / HLA-DR / gap junction |
Research Abstract |
in vivoにおける癌細胞と正常細胞とのcell to cell interactionの解明 癌細胞と正常細胞間のcell to cell interactionに関する研究を行った。本研究は悪性腫瘍の本質と性格を解明するとともに,その正常細胞との関わりを模索することを目的とし、腫瘍細胞と正常細胞間の細胞間作用の解明と機能解析を検討した。 ●ヒト正常粘膜(食道、胃)をヌードマウスの体内で再現する実験系を確立した。体内では皮下組織、腹腔内、大網内、そして腎被膜下を行ったが皮下組織が簡便であり問題なく細胞が生存することがわかった。 ●発癌実験モデルとしての可能性を追求し正常食道上皮と腫瘍細胞あるいは正常食道上皮と発癌物質を接触させる実験系を行った。腫瘍細胞の増殖が早く正常上皮に変化を認めない。 in vitroにおける癌細胞と正常細胞とのcell to cell interactionの解明 ●ヒト食道癌培養細胞とヒト食道不死化細胞のco-cultureを行う系を開発した。 ●ヒト食道培養細胞とのco-cultureでは不死化細胞に形態上の変化を認めなかった。また、浮遊細胞系の胃癌細胞、肺小細胞株とのco-cultureでも形態上の変化は認めなかった。 現在までの一連の研究成果であり、内容に関しては報告済みであるが、癌細胞株をヌードマウスの直腸粘膜に接種し増殖させ周囲の正常組織の変化を病理学的、免疫組織学的に検討した原著論文が発表された。
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Research Products
(14 results)