2004 Fiscal Year Annual Research Report
e-learningを利用した看護大学大学院・継続教育システムの構築と評価
Project/Area Number |
14207109
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Research Institution | St. Luke's College of Nursing |
Principal Investigator |
中山 和弘 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (50222170)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菱沼 典子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (40103585)
堀内 成子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (70157056)
亀井 智子 聖路加看護大学, 看護学部, 助教授 (80238443)
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Keywords | 高等継続教育 / e-learning / 現状調査 / プログラム作成 / システム構築 / 運用実験 / 評価・改善 / 情報技術 |
Research Abstract |
本プロジェクトは4年間の継続研究であり、看護大学大学院および継続教育における、高等教育ならびに継続教育の方策としてのe-learningの活用可能性、そしてその活用継続の方策を探り、実験的導入および評価・改善を行う事を最終目的としている。 この4年間の継続研究の3年目である本年度は、最終年度にむけて、看護大学大学院および継続教育における高等教育でのe-learningの活用や開発可能性を探る以下の試行を行った。 1)前年度の実験的活用とその評価をふまえ、より洗練したe-learningコンテンツ(自己学習教材、看護技術「採血」コンテンツ)を作成し、視聴者の評価を得た。評価にあたっては、視聴者の利便性を考慮し、WEB上で自記式質問紙調査を実施した。 2)臨床看護師を対象とした科目等履修において、e-learningコンテンツを教材とした講義を部分的に実施し、e-learning運用の分析と検討を行った。 3)2)の結果をふまえ、継続教育のためのe-learningコースを作成し、看護師15名を対象に、e-learningソフト(マイクロメディアブリーズ)を用いて、e-learningシステムの運用実験を実施した。コースのテーマは、初年度に行った看護師を対象としたニーズ調査の結果をもとに選定した。 その結果、本e-learningは、自己学習教材としての利便性、看護師の継続教育としての活用の有効性、ならびに、コース学習としての有益性が示唆された。 最終年度である来年度は、いままでの成果をもとに、本研究の最終目的であるe-learningの実験的導入および既存の教育方法との比較研究を行う予定である。
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