2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14208024
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
後藤 昌司 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (00273615)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉本 知之 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 助手 (70324829)
坂本 亘 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 助手 (70304029)
白旗 慎吾 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (10037294)
越智 義道 大分大学, 工学部, 助教授 (60185618)
大瀧 慈 広島大学, 原爆放射能医学研究所, 教授 (20110463)
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Keywords | 分離 / 併合 / 縮約 / 復元 / 統計的変換論 / データ省察 / データ適応型諸法 / グラフィクス |
Research Abstract |
平成14年度の「研究計画」をほぼ変更なく遂行し,多くの研究成果を生産的に提示し,平成15年度へ研究を継続する主題と動機の確認を行った. ・本研究主題の遂行には,研究計画に提示したように,4回のシンポジウムと7回にわたる定期的な研究会をもち,後者では高次情報処理における統計的推論過程,とくに,データの分離,併合,縮約,復元の方法論を検討した.とくに,統計的変換論と樹木構造接近法で独創的な成果を与えた.前者では,多分野での本主題に関わる方法論の開発と応用について論究し,さらに新たな課題を提示した. ・論文・作品としては,本主題に関係して,統計的変換論の研究について2編,樹木構造接近法の応用について1編,データ省察型グラフィクス1編が既に公表されており,掲載予定の論文も生存時間研究をはじめとして他に7編ある.さらに投稿して審査を受けている作品3編がある. ・国際会議にも,限られた時間の中で発表・参加し,本研究主題に関してはデータ適応型判別解析の過程を提示した.また,本研究主題とその周辺の発展動向についても香港や韓国の諸大学との研究交流を活発に行った. ・本研究の遂行のためにノートパソコン2台を導入し,さらに既存のパソコン・システムをサーバ用に整備し,活用した.その過程で「引用可能型」文献,URLの開発を開始し,諸種のソフトウェアを整備して円滑な計画の遂行をはかった. ・限られた時間内での人的な研究交流と成果の評価を行い,研究の促進をはかったことから,「国内旅費」と「謝金」が予定より超過したが,許容範囲におさめることができた.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Goto, M., Hamasaki, T.: "Practical issues and observations on the use of foreign clinical data in the drug development"Journal of Biopharmaceutical Statistics. 12・3. 369-384 (2002)
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[Publications] Goto, M., Hamasaki, T.: "The bivariate power-normal distribution"Bulletin of Informatics and Cybernetics. 34・1. 29-49 (2002)
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[Publications] 下川敏雄, 後藤昌司: "データ適応型確立プロットとその応用"行動計量学. 29・1. 103-119 (2002)
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[Publications] Yamamura, T., Nakajima, T., Goto, M.et al.: "Determining prognostic factors of gastric cancer using regression tree methods"Gastric Cancer. 5. 201-207 (2002)
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[Publications] 大門貴志, 後藤昌司: "曲率に基づくコンパートメント・モデルの適合診断"応用統計学. (掲載予定). (2003)
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[Publications] 杉本知之, 後藤昌司: "時変型比例ハザード・モデルと順位検定クラス"日本統計学会誌. (掲載予定). (2003)