2004 Fiscal Year Annual Research Report
ユーザと情報システムとの認知的調和のための確率的制御機構の研究
Project/Area Number |
14208033
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Research Institution | NATIONAL INSTITUTE OF ADVANCED INDUSTRIAL SCIENCE AND TECHNOLOGY |
Principal Investigator |
麻生 英樹 独立行政法人産業技術総合研究所, 情報技術研究部門, 主任研究員 (10344194)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅野 太 独立行政法人産業技術総合研究所, 情報技術研究部門, 研究グループ長 (00231895)
速水 悟 岐阜大学, 工学部, 教授 (90345794)
伊藤 克亘 名古屋大学, 工学部, 助教授 (30356472)
秋葉 友良 豊橋技術科学大学, 情報工学系, 助教授 (00356346)
本村 陽一 デジタルヒューマン研究センター, 主任研究員 (30358171)
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Keywords | ユーザインタフェース / インタラクション / 対話システム / 対話制御 / 確率的推論 / ベイジアンネット / 認知的調和 |
Research Abstract |
平成16年度には、下記のようなさまざまな種類の対話システムについて、確率的制御メカニズムが認知的調和の形成に有効であることを示した。 1.マイクロフォンアレイとカメラを実装した人間型ロボットの頭部を用いて、雑音下で移動しながら発話する話者のデータ収集とラベリングを行った。EMアルゴリズムを用いて移動音源の位置推定と分離を行う手法を提案し、上記データによる評価でよい性能を得た(ISCA Tutorial and Research Workshop on Statistical and Perceptual Audio Processing等で発表)。パーティクルフィルタを用いて音響と画像を信号レベルで統合し、話者の位置と発話状態を同時に推定する方法を提案し、上記のデータによる評価でよい性能を得た(IEEE Int.Conf.on Acoustics, Speech and Signal Processing等で発表)。 2.音声質問応答タスクにおける固定的なフレーズを含むユーザ発話内容(言語モデル)を確率的に柔軟にモデル化する手法を提案しよい性能を得た(Int.Conf.on Spoken Language Processingで発表)。さらに自然な発話データを収集する方法を提案し、NTCIR-3および4の情報検索タスクに沿ったデータ収集を行った(Int.Conf.on Language Resources and Evaluationで発表)。 3.研究所案内対話システムを用いて対話データの収集を行った。ダイナミックベイジアンネットワークを用いて、対話システムやコンテンツに対するユーザ習熟度を推測する方法を提案し、上記データで評価した(人工知能学会全国大会で発表)。 4.情報家電制御対話での自然な発話音声データを収集し、書き起こしとラベリングを行った。
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Research Products
(7 results)