2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14310022
|
Research Institution | Tokyo National University of Fine Arts and Music |
Principal Investigator |
土田 英三郎 東京芸術大学, 音楽学部, 教授 (10143645)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柘植 元一 東京芸術大学, 音楽学部, 教授 (10129299)
檜山 哲彦 東京芸術大学, 音楽学部, 教授 (30114622)
畑 瞬一郎 東京芸術大学, 音楽学部, 助教授 (70272656)
関根 和江 東京芸術大学, 音楽学部, 助手 (10242257)
岩崎 真 東京芸術大学, 演奏芸術センター, 助手 (00251596)
|
Keywords | 音楽 / 音響(録音)資料 / サウンド・アーカイヴ / 音のデータベース |
Research Abstract |
1.データ項目の検討と入力(継続):本学定期演奏会等の全ての文宇情報の入力、確認作業を終了(データ総数584件)。 2.データ・モデルの検討とデータベースのプロトタイプの試作(継続):入力ミスの確認作業と訂正。 音資料のデジタル化に伴いデータベース項目を変更・追加する必要が生じたため、各項目を再検討。定期演奏会等プログラム収集、及び表紙のスキャニングを継続し、完了(必要に応じてプログラム全体を取り込んだ)。 3.主な資料のデジタル化(継続):HDへの取り込みは演奏会31.5回分を完了。うちCD化は14回分が完了しているが、それ以外はノイズや音揺れなどの問題が生じているため保留。オープンテープ1本ごとに詳細なデータシートを作成し、各テープの状態が分かるようにした。なお、1985年以前のものは磁性体剥離の恐れがあるためほとんど手をつけていない(過半数本)。1987年以降のDATテープによるものは、その状態を検討しアナログテープと比較した方がよいと判断されたため、これも保留となっている。 今後の問題点:テープの劣化が予想以上に激しく加熱処理して再生する方法をとる必要がある。この作業は専門の機材や技術を要するが、今回の予算では想定していなかったため対応できなかった。また、近年はPATによる収録をおこなっているが、これらをファイル化するためのシステムや、演奏会場での収録時に直接サーバーに記録できるようなネットワークも構築する必要がある。 4.利用、公開方法の検討:文宇情報のネット上での公開を試みることになっていたが、技術的・人員的問題で実現できなかった。音響資料の公開については、著作権の問題を全学的基準でクリアする必要があるため、今後の課題として残された。 5.報告書の作成:100ページほどの報告書を200部作成。
|