2003 Fiscal Year Annual Research Report
生徒の問題行動に関する日米比較研究:問題行動の促進および抑制要因の解明
Project/Area Number |
14310049
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
昼田 源四郎 福島大学, 教育学部, 教授 (40282248)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飛田 操 福島大学, 教育学部, 教授 (60218716)
中野 明憲 福島大学, 教育学部, 教授 (20119605)
松崎 博文 福島大学, 教育学部, 教授 (40114003)
初澤 敏生 福島大学, 教育学部, 助教授 (10211476)
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Keywords | 中学生 / 問題行動 / 日米比較調査 / リスク因子 / 防御因子 / 暴力 / 国際研究者交流 / アメリカ |
Research Abstract |
1.生徒用、教師用の日本語版および英語版のアンケート票を作成し、福島市の中学2年生、米国テネシー州ナッシュビル市の8年生(中学2年生)、および調査対象校の教員にたいするアンケート調査を実施した。福島市では回収およびデータ入力が終わり、これから解析に入る。学期の関係からナッシュビル市での調査は平成16年3月に配布が終わったところで、これから回収およびデータ入力に入る。福島市については、生徒用、教師用アンケートともに予定どおりの回収率を確保できている。 2.アンケート票の作成にさいし、内容の詳細な検討や、日本語、英語表現でのニュアンスの違いを最小にするために対面での協議が不可欠であったため、10月に米国の共同研究者2名を招晴した。その際、「テネシー州における中学生の暴力とその対応」と題する学術講演会を福島大学でおこなった。現職教員や学校カウンセラーを含む150名ちかい参加者があり、活発な討論がおこなわれた。 3.10月未から11月上旬にかけ、福島大学側代表2名が共同研究の協力校である米国ミドルテネシー州立大学(MTSU)に出張し、調査の方法や対象校の選定などアンケート調査に関する最終的な詰めの協議をおこない、現地調査や資料収集をおこなった。 4.これまでのところ研究計画どおり作業は進行しており、来年度にはデータ解析と報告書の作成に入る。なお、英文での報告書も添えた最終報告書を作成する予定でいる。時間の関係から日米で同時並行的に報告書の原稿作成をおこない、相互に調整しながら完成稿とすることで、MTSU側の共同研究者と合意ができている。
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