2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14310069
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Research Institution | Kitami Institute of Technology |
Principal Investigator |
大野 晃 北見工業大学, 工学部, 教授 (00117003)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小内 純子 札幌学院大学, 社会情報学部, 教授 (80202000)
中道 仁美 農林水産政策研究所, 地域振興政策部, 室長 (30254725)
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Keywords | 条件不利地域 / 限界集落 / 直接支払制度 / 環境保全 / 住民自治 / ルーラル・ツーリズム / 地域再生 / 内発的発展 |
Research Abstract |
研究年度の2年を迎えた今年度は、8回の研究会を開き調査研究を深めた。今年度実施した調査研究は以下の通りである。 1.国内の調査研究 大野は前年に引き続き高知県池川町を取りあげ農業の直接支払制度についての調査を実施。中道は愛媛県内子町のルーラル・ツーリズムの調査に加え、同県明浜町の農業の直接支払制度の調査を行った。小内は引き続き北海道の標茶町の住民組織による地域・再生問題に取り組んだ。 2.海外の調査研究 海外の調査は、1995年にEUに加盟したスエーテンのイエムトランド県にあるクロコムコミューンとオーレコミューンの2地域の条件不利地域を8月30日から9月14日にかけ共同調査を実施した。調査を実施するにあたり、エステルスン市にあるミッド・スエーデン大学の協力を得た。オーレコミューンのフーソー集落では54戸の全戸対象の住民調査を実施した。 3.研究成果の公表 2003年8月22日から26日の5日間アイルランドのスライゴ工科大学で開かれたヨーロッパ農村社会学会で共同調査の成果として「条件不利地域政策に対する農民の対応〜日本とルーマニアの比較研究〜」を発表。 スエーデンの調査研究については、2004年7月25日から30日までの6日間.ノルウェーのトロンハイムで開かれる世界農村社会学会で発表予定。申し込みは完了している。
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