Research Abstract |
平成16年度には,1.調査データの完成版の作成,2.全体研究会の開催(1回),3.報告書の執筆・作成を行った. 1.調査データの完成版の作成 昨年度に実施した調査では,福岡市(西区を除く6区),徳島市,各都市2,200サンプルに対し,福岡759票(うち有効回収票754票,無効票5票),徳島879票(同,874票,5票)の回答を得た.有効回収率は,福岡市34.3%,徳島市39.8%であった.回収票のデータ入力後,データクリーニング,エラーチェックを重ねて,データの完成版を作成した. 2.全体研究会の開催(1回) 1.と並行して,各自に,執筆テーマの設定を求めるとともに,分析で使用する変数データの特定を求めた.研究代表者の方で,各自の分析テーマの重複を調整するとともに,テーマ・分析仮説の明確化を要請し,各自の分析の進行状況について定期的に連絡を取り合った.その上で,9月の全体研究会では,それぞれが得た知見について中間報告をしてもらい,議論を行った. 3.報告書の執筆・作成 各執筆者には,全体研究会での議論をふまえた上で,原稿を執筆してもらった.報告書の章構成は,以下の通りである. 第1章「調査研究の課題」,第2章「調査概要と標本の代表性」,第3章「パーソナルネットワークの都市間比較」,第4章「女性の就労コースの規定要因」,第5章「サポート資源が就業と育児の両立に与える影響」,第6章「有配偶女性の仕事意識とネットワーク」,第7章「家族に関する意識とネットワーク」,第8章「有配偶女性の満足度とサポートネットワーク」,第9章「有配偶女性の生活ストレス」,第10章「成人子との同居に関する意識」,第11章「出生行動におけるサポートネットワークの影響」,第12章「既婚男性の家事・育児参加の規定要因」,第13章「母親の大学進学期待の都市間比較」,第14章「地方都市の受験家族」,第15章「結果のまとめ」
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