2003 Fiscal Year Annual Research Report
ニーズ評価にもとづく小学校教員教育カリキュラムの開発と児童英語指導法の研究
Project/Area Number |
14310138
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Research Institution | Heian Jogakuin (St.Agnes') University |
Principal Investigator |
CURTIS Kelly 平安女学院大学, 現代文化学部, 教授 (30233638)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 栄二 関西大学, 外国語教育研究機構, 教授 (60162187)
石谷 春奈 平安女学院大学, 現代文化学部, 講師 (90351238)
東野 勝治 平安女学院大学, 現代文化学部, 教授 (30310650)
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Keywords | 小学校英語 / 教員研修 / e-learning / ニーズ評価 / インターネット / シミュレーション / 問題解決法 / EFL |
Research Abstract |
本研究は、英語を教えることになった公立小学校教員にそのスキルや具体的な方法を提供する目的で行われたものである。方法論として問題解決法を採用し、そのため諮問委員会と総括委員会を設置した。研究課題は次の7項目である。 a)日本の小学校で英語教育を行うために整備すべき教育上のニーズは何か(認識されるものと予想されるもの)。b)そのニーズを満たすためには、研修プログラムにはどのようなシステムを使うのが適当なのか。c)そのニーズを満たすためには、ウェブサイトに関して内容と構成の基準をどのようにすべきか。d)そのニーズを満たすためには、ウェブサイトデザインの基準をどうするか。e)e-ラーニングのウェブサイトを効果的にするには、雛形をどうすべきか。f)e-ラーニング ウェブサイトは、教育面で必要な基準とウェブデザインで必要な基準を満たすことができるか。g)開発された雛形サイトを実施するにはどのような方法が適当か。 昨年度実施したニーズ評価の結果に基づき、雛形サイト開発を行った。即時性と議論を求める成人のニーズを満足させる為、サイトの中に教材のダウンロードとコミュニティーセクション(関心や興味を共有する人々があつまる、情報交換などのコミュニケーションを中心としたセクション)を開発した。さらに、成人は、生活を中心とした問題解決志向があるため、シミュレーション(疑似体験)を研修手段として採用した。児童英語の研究者を中心に教材作成を依頼し、プログラマーによってサイトの構築を行い、ユーザビリティテストとヒューリスティック評価を経て、評価基準に満たしていると判断した。実施計画、および、今後の研究課題も明らかにした。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 中村勝則, 東野勝治, 松縄順子: "双方向マルチメディア支援システムの開発"教育システム情報学会第27回全国大会論文集、静岡大学. 第27回. 117-118 (2002)
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[Publications] Curtis Kelly: "Planning an 8-Day English Camp for Japanese Elementary School Students"Teachers Learning with Children. 8-12 (2004)
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[Publications] 斎藤栄二: "授業の時間の使い方"英語教育. 53. 3. 3 (2004)
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[Publications] 斎藤栄二: "英語教育改革試案"外国語教育研究. 第4号. 35 (2002)
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[Publications] 斎藤栄二: "センター試験とリスニング導入"英語教育. 51. 10. 2 (2002)
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[Publications] 斎藤栄二: "基礎学力をつける英語の授業"三省堂. 259 (2003)