2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14310154
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
吉田 裕 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (20166979)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
糟谷 憲一 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (80143345)
池 享 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (20134885)
加藤 哲郎 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (30115547)
中村 政則 神奈川大学, 経済学部, 特任教授 (30017529)
李 成一 早稲田大学, 文学部, 教授 (30242374)
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Keywords | 日本史 / 朝鮮史 / 日朝関係史 / 東アジア認識 / 日韓歴史共同研究 / 戦争の記憶 |
Research Abstract |
(1)昨年に引き続き分担研究者が、それぞれの分担研究を推進するために、韓国及び日本各地において史料調査・収集を行った、特に19世紀朝鮮の政治権力構造についての分析を行うために、韓国における族譜、文集類の史料の調査と収集(ソウル大学校奎章閣等において実施)を行った。 (2)分担研究者が集う共同研究会を開催し、日本史、朝鮮史、日朝関係史に関する報告・討論を行った。また日本史研究者が朝鮮史の基本的基礎的知識を深めるための研究会を開くことし、今回は朝鮮近代史について学ぶ機会を設けた。 (3)共同研究の総括と、韓国の日本史・朝鮮史研究者(ソウル大学校を中心とする研究者)との研究交流のために、2004年8月20日から22日までの3日間、一橋大学佐野書院を主会場として日韓歴史共同研究プロジェクト第7回シンポジウムを開催した。第3回シンポジウム以来、日韓両国における歴史研究の現状と課題に関して相互に認識を深めるため、日本史、朝鮮史、日朝関係史上の重要な論点を逐次取り上げて、率直に議論をおこなっていくことを課題とする方針により、シンポジウムは実施されてきており、今回も、この方針にそって準備と当日の報告・討論が行われた。第7回シンポジウムにおいては、日本・韓国それぞれ2本ずつの報告を用意した。日本側の報告は次の通りである。林雄介「間島における一進会」、加藤哲郎「21世紀に日韓現代史を考える若干の問題」。なお最終日には、国立歴史民俗博物館に場所を移して、日本人の歴史認識・歴史展示や戦争展示のありようについて議論を深めた。 (4)糟谷憲一が編集担当となり、第7回のシンポジウムの報告集を作成し印刷した。
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Research Products
(19 results)