2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14320026
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
山本 吉宣 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (20092025)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
猪口 孝 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (30053698)
山影 進 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (10115959)
田中 明彦 東京大学, 大学院・情報学環・学際情報学府, 教授 (30163497)
土山 實男 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (00180018)
国分 良成 慶應義塾大学, 法学部, 教授 (20146567)
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Keywords | 国際政治学 / 政治学理論 |
Research Abstract |
本年度は、次の活動を行った。(1)定例の研究会を開催し、研究分担者ならびに専門家の報告を受け、日本の国際政治学の特質、主要国の国際政治学との比較検討を行った。報告者ならびにテーマは酒井哲哉(東京大学)[戦前の日本の国際政治学]、土山實男(青山学院大学)[日本のリアリズム国際政治学の系譜]、国分良成(慶応大学)[中国の国際政治学]、下斗米伸夫(法政大学)[ソ連/ロシアの国際政治学]、であった。(2)海外から日本に来ている識者にインタヴューする形で、アメリカ、中国、韓国、シンガポールなどの国々の国際政治学の現況を調査した(たとえば、アメリカのJohn Ikenberry, Mastandunoなど)。(3)中国(国分良成)、ロシア(下斗米)、アメリカ(猪口孝(東大)、山本吉宣)に海外調査、意見交換を、当地の研究者と行い、資料を収集した。また、以上の作業に加えて、日本の国際政治学に関する資料の収集を続けている。また、研究成果を取りまとめるための準備作業として、各研究分担者がドラフト・ペーパーの作成を開始した。さらに、アメリカ国際関係学会(International Studies Association)と何らかの形で、共同会議を行う可能性を検討している。 今までの研究で明らかになったことの一つは、日本は言うに及ばず、他の国々においても、アメリカの国際政治学の影響が強いことである。とくに、冷戦後は、ロシア、中国においてもアメリカの国際政治学の影響は強くなっている。とはいえ、各国のおかれている状況によって、その応用のされ方、重点の置き所は異なる、ということである。このような点を理論化していくことが今後の課題の一つである。
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Research Products
(6 results)