2002 Fiscal Year Annual Research Report
日本に競争力はあるのか?企業の観点から見た日本の競争優位と劣位の計量モデル分析
Project/Area Number |
14330040
|
Research Institution | Ritsumeikan Asia Pacific University |
Principal Investigator |
THOMPSON E.R. 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋マネジメント学部, 助教授 (70343720)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久原 正治 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋マネジメント学部, 教授 (00319485)
|
Keywords | 日本経済 / 計量研究方法 / 競争力 / 日本企業 / 外資系企業 / 競争優位 |
Research Abstract |
本研究は日本の企業立地の場としての優位性について、数次のアンケート調査により計量的に分析するプロジェクトである。 平成14,15年度の2年にわたる研究であり、その前半を計画通りに終えた。平成14年3月末現在の進捗を要約すると次のとおりである。 (1)補助研究員を採用し、調査研究に必要な訓練教育を終えた。 (2)アンケート調査に必要な備品や消耗品を選択し、購入確保した。 (3)調査対象の日本国内に立地する日本企業、外資系企業のリストアップを完了した。 (4)本格的なアンケート調査の内容を絞る為の第1次聞き取り調査を実施した。 (5)日本文と英文による詳細の質問表の作成進行中。 (6)パイロット調査の為の定量的内容の質問表を17000社の日本企業および害し得景気業に送付した。 パイロット調査の回答率は現在のところ10-15%となっており、最終的に1700から2550通の回答表の回収が予測される。この回答結果は次の調査ステップの日本の競争優位に関する系統的な調査へ進む材料を提供する。これらの数次のアンケート調査の回答は計量的に分析され、日本の競争モデル概念化の基礎となる。データの回収状況は当初の予測を上回り、調査対象企業の本研究調査に対する関心を示す。研究の中間報告が2002年6月の国際ビジネス学界コンファレンスで発表された。
|
Research Products
(1 results)