2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14340077
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
園田 英徳 神戸大学, 理学部, 助教授 (20291966)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 青司 神戸大学, 理学部, 教授 (80201870)
播磨 尚朝 神戸大学, 理学部, 教授 (50211496)
久保木 一浩 神戸大学, 理学部, 助教授 (50231296)
西野 友年 神戸大学, 理学部, 助教授 (00241563)
坂本 眞人 神戸大学, 理学部, 助手 (30183817)
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Keywords | 厳密繰り込み群 / 密度行列繰り込み群 / ゲージ理論 / テンソル積変分法 / 繰り込み |
Research Abstract |
今年度の研究成果は以下のとおりである. (1)神戸大における「繰り込み群ミニワークショップ」の開催(園田,西野ほか)-12月2,3日に神戸大理学部において繰り込み群ミニワークショップを催した.参加者は23人で,そのうち8人は招待講演者であった.話題を厳密繰り込み群と密度行列繰り込み群にしぼったため,参加者数は少なかったが,少ないことによってかえって参加者間の議論が盛んになり,充実したワークショップとなった.ワークショップの記録は,http://www.phys.sci.kobe-u.ac.jp/~sonoda/RG/workshop_05.htmlにある. (2)厳密繰り込み群の摂動論への応用(園田ほか)-3年間に渡る厳密繰り込み群の摂動論への応用に関する研究をまとめる意図で,大学院後期課程の学生を対象に講義し,その内容を講義録にまとめた.http://www.phys.sci.kobe-u.ac.jp/erg_05/erg_05.pdf(未発表)またワークショップにおける議論の結果,前年度に得たQEDの厳密繰り込み群による定式化を改良した. (3)密度行列繰り込み群の手法の開発(西野ほか)-波動関数積繰り込み群の手法(PWFRG)を2次元の古典格子模型に応用して,転送行列の最大固有値及び固有状態を数値的に求めた.(論文1) (4)2006年度前期は,神戸大学数学科大学院生の保阪賢資さんに数学的に厳密な繰り込み群について講義してもらった.活動記録は,http://mm.phys.sci.kobe-u.ac.jp/~sonoda/RG/に掲示した.
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Research Products
(2 results)