2002 Fiscal Year Annual Research Report
インプラント対応3Dマイクロテクスチャ形成に関する基礎研究
Project/Area Number |
14350069
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
桝田 正美 新潟大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (10283003)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢澤 孝哲 新潟大学, 大学院・自然科学研究科, 助手 (50313557)
横山 和宏 新潟大学, 大学院・自然科学研究科, 助教授 (00018673)
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Keywords | テクスチャ / ナノメータ加工 / グルービング / インプラント / ダイヤモンド工具 |
Research Abstract |
インプラント表面に対する多品種少量加工を前提に,傾斜面に倣ったミクロン〜サブミクロンの微細溝加工が可能な,等分布荷重制御方式のマイクロテクスチャ創製技術について,実験と解析面から検討する3ヵ年にわたる研究で,本年はその初年度にあたる.これまでに,1,微細溝を形成するための微小な駒状の回転ロールの製作を可能にした. 2,微小な回転ロールへの多結晶ダイヤモンド薄膜のコーティングプロセスを確立し,より耐摩耗性の高い回転ロールを開発した. 3,有限要素解析により,回転ロールの支持剛性が最適設計された熊手状の軸受を開発した.これら回転ロールが支承された軸受を,動電型アクチュエータの可動軸に固定する工具支持構造としたことにより,制御された定圧荷重を,個々の工具に等分に荷重分散するとともに,加工面の微細な起伏(最大傾斜角3°)にも追随できるようにしており,3次元曲面(自由曲面)への微細溝形成を可能にしている. 上記3から成る微細溝形成装置を用いて,これまでに,4本の微細溝を同時加工するグルービングテストを平面状工作物面に対して実施し,1μm±0.1μm深さのマイクログルーブテクスチャ形成が可能なことを確認している.
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 寺林隆夫: "プリント基板の小径ドリル加工--ドリル送りの瞬時停止機構を用いたドリル折損防止加工の試み--"精密工学会誌. 68・4. 556-560 (2002)
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[Publications] 横山和宏: "転がり軸受を含む回転軸系に作用する抵抗トルクの評価法--高dm・N条件下における評価--"精密工学会誌. 68・1. 93-97 (2002)
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[Publications] 桝田正美: "精密工学会誌「マイクロ加工の現状と展望」"(社)精密工学会. 6 (2002)