2002 Fiscal Year Annual Research Report
エンド・エンド測定に基づくアドミッション・コントロール方式
Project/Area Number |
14350199
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
間瀬 憲一 新潟大学, 工学部, 教授 (90313501)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柄沢 直之 新潟大学, 工学部, 助手 (30313505)
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Keywords | VolP / アドミッション・コントロール / インターネット / 測定 / QoS / MOS / SIP / 音声品質 |
Research Abstract |
エンドポイント測定に基づくアドミッション・コントロール(EMBAC)のVoIPネットワークへの適用を考慮し、研究を進めた。 (1)シミュレーションに基づく研究 ・プローブフローを用いるアクティブ型EMBACのパケット送信間隔、及びプローブを使わないパッシブ型EMBACのパケット観測時間について検討し、前者ではアドミッション閾値による制御効果はプローブモニタリング時間内パケット数に依存し後者ではパケットモニタリング時間は30秒程度が効果的であることを確認した。 ・プローブパケット損失率が閾値以上となった場合に100%の接続拒否を行う従来方式に代わり、その時の閾値と同じ値の確率で接続可能とする確率方式を提案し、パケット損失率のコントロールがしやすく、呼損率を低くできることを示した。 ・EMBACの新たな応用として、ダイナミックルーティング(DR)について検討した。メッシュネットワークにおいて、各VoIP呼の直通ルートと2-リンクルートのひとつに対して、2つのプローブフローを同時に送信し、それらのQoS評価に基づいて発信ノードがルートを決定する。本方式で迂回経路学習の有効性を示した。 (2)実験に基づく研究 ・簡単な室内実験環境を構築し、EMBACにより、通話時の音声品質保証が可能であることを示した。また1秒間、24kbpsのプローブフローを用いて適切な通話の可否判定が可能であることを確認した。 ・実際に利用可能なVoIPネットワークを構築し、音声品質を含めたQoS評価をすることを目標とし、VoIPシステムの構築を開始した。呼制御、シグナリングプロトコルとしてSIPを用いる。PCのOSとしてLinuxを使用し、SIPサーバはVOCAL、ソフトフォンはLinphoneというオープンソースソフトウェアを使用する。この構成によりLinphoneからSIPサーバへの位置情報登録、Proxyサーバ機能によるSIP URlを使用した発着信が可能である。QUALITY STARを用いて音声品質評価を行い、構築したシステムのMOS値は、すべてのコーデックにおいてNetMeetingを上まわることを確認した。
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Research Products
(10 results)
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[Publications] 間瀬憲一: "インターネットにおけるスケーラブルなアドミッションコントロール方式"電子情報通信学会誌. vol.85, no.9. 655-661 (2002)
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[Publications] 間瀬憲一: "QoS統計データを利用した動的サーバ選択法"電子情報通信学会論文誌(B). Vol.J86-B, no.3. 499-510 (2003)
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[Publications] Kenichi Mase: "End-to-End Measurement Based Admission Control for VoIP Networks"IEEE International Conference on Communications(ICC). (CD-ROM). (2002)
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[Publications] 孔翔: "VoIPネットワークにおける迂回を考慮したエンドポイントアドミッションコントロール"電子情報通信学会技術研究報告. vol.102, no.190. 53-57 (2002)
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[Publications] 小林尚人: "VoIPネットワークにおけるエンドポイントアドミッションコントロールの性能評価"電子情報通信学会技術研究報告. vol.102, no.190. 59-64 (2002)
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[Publications] 戸嶋宏樹: "VoIPネットワークにおけるアドミッションコントロール方式の実験的性能評価"電子情報通信学会技術研究報告. vol.102, no.312. 23-28 (2002)
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[Publications] 八木敬宏: "ボトルネックリンク速度推定ツールの提案と精度検証"電子情報通信学会技術研究報告. (発表予定). (2003)
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[Publications] 戸嶋宏樹: "VoIPネットワークにおけるプローブフローを用いたアドミッションコントロール方式の実験的検討"2002年電子情報通信学会ソサイエティ大会論文集. B-11-4. 418 (2002)
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[Publications] 鈴木裕和: "MOS評価のためのVoIP実験システムの構築"2003年電子情報通信学会総合大会論文集. B-11-10. (2003)
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[Publications] 小林尚人: "VoIPネットワークにおける確率的エンドポイントアドミッションコントロール"2003年電子情報通信学会総合大会論文集. B-11-11. (2003)