2003 Fiscal Year Annual Research Report

車輌塔載高度ディジタル機器のための統合型情報通信・交換方式の開発

Research Project

Project/Area Number	14350208
Research Institution	Kansai University
Principal Investigator	岡田博美関西大学, 工学部, 教授 (10093387)
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha)	榎原博之関西大学, 工学部, 助教授 (50194014) 六浦光一信州大学, 経済学部, 教授 (00106147)
Keywords	アドホックネットワーク / 車載コンピュータ通信 / 統合型情報通信ネットワーク / 車両-歩行者間通信 / コンテンツ指向型通信 / 光バースト交換 / CDMA通信方式 / 分散情報ネットワーク
Research Abstract	本研究は、今後の車両搭載が進むと期待される高度ディジタル機器とその情報処理機能をテンポラリな移動通信インフラとして着目し、高度アドホックネットワーク構成を行い、固定型高速光通信ネットワークと移動型通信ネットワークとを組み合わせ、融通性・拡張性・ロバスト性の高い統合型情報通信ネットワークの動的な構築を目指したものである。本研究の2年度となる平成15年度においては、1)統合型通信のための一元的パケットデータ構成形式と情報コンテンツそのもので情報検索を行う新しい情報アクセス通信方式の開発と、2)車両間、ならびに車両-歩行者間を結ぶアドホックネットワーク構築アルゴリズムとその通信制御方式の開発、3)CDMAを用いた通信環境において、不特定車両群で車速や車両密度、通信環境に対応して適宜情報・機能を共有する新しい通信形式の開発、の3テーマを課題とし、その基本方式の提案と改良、定量的な有効性の検証を実車を用いた通信実験やコンピュータシミュレーションを中心に研究を行った。本年度の研究成果をまとめると以下のようになる。まず課題1については、車両間通信に限定したコンテンツ指向型通信の基本プロトコルを設定し、車両位置情報を中心に一元的なデータ構成形式を設計するとともに、効率的なコンテンツ型情報アクセス方式の可能性を主にアルゴリズムとコンピュータシミュレーションを中心に進展させ、その可動性・有効性を明示した。このため、実際の車両通信環境での有用性の研究が今後大いに期待されるものとなった。課題2については、昨年度より行ってきた実車両による通信実験をさらに高度化し、精巧な車載機器間通信により車両衝突回避支援システムなどへ応用できることを証明した。また大規模災害なども想定したモバイル型アドホックアルゴリズムの開発も行った。最後の課題3については、CDMA通信環境において、伝送路を効率的に用いるアクセス制御方式の開発ならびに車両-歩行者間通信においで歩行者通信機器の省電力を実現する新しいアクセス方式を開発し、実験により有効性を明らかにした。

Research Products

(7 results)

All Other

All Publications (7 results)

[Publications] J.Takahasi, H.Okada et al.: "Load-Fluctuation-Based Dynamic File Allocation with Cost-Effective Mirror Function"IEICE Trans.COMMUN.. E86-B-4. 1317-1326 (2003)
[Publications] H.Tanida, H.Okada et al.: "An Effective BECN/CRN Typed deflection Routing for QoS Guaranteed Optical Burst Switching"Proc.of IEEE GLOBECOM conference. Op4.8.1-Op4.8.6 (2003)
[Publications] 井口, 岡田等: "MANET環境におけるコンテンツ指向型通信-インデックス伝送制卸方式に関する検討"電子情報通信学会技術報告. MomuC140. 55-60 (2004)
[Publications] 浮田, 六浦, 岡田等: "モバイルアドホック通信におけるマルチメディア統合制御方式"電子情報通信学会技術報告. RCS-340. 39-44 (2004)
[Publications] A.Abe, H.Okada et al.: "Effective Reflect-transmission Schemes for Vehicle-Pedestrian Communications(VPEC)"Proc.of IEEE Vehicular Technology Conference. (発表予定). 1-6 (2004)
[Publications] J.Ueki, H.Okada et al.: "Development of Vehicular-Collison Avoidance Support System by Inter-Vehicle Communications -VCASS"Proc.of IEEE Vehicular Technology Conference. (発表予定). 1-6 (2004)
[Publications] 岡田博美(監訳): "インターネット技術のすべて"ピアソン・エデュケーション社. 673 (2003)

2003 Fiscal Year Annual Research Report

車輌塔載高度ディジタル機器のための統合型情報通信・交換方式の開発

Principal Investigator

岡田 博美 関西大学, 工学部, 教授 (10093387)

Research Products

[Publications] J.Takahasi, H.Okada et al.: "Load-Fluctuation-Based Dynamic File Allocation with Cost-Effective Mirror Function"IEICE Trans.COMMUN.. E86-B-4. 1317-1326 (2003)

[Publications] H.Tanida, H.Okada et al.: "An Effective BECN/CRN Typed deflection Routing for QoS Guaranteed Optical Burst Switching"Proc.of IEEE GLOBECOM conference. Op4.8.1-Op4.8.6 (2003)

[Publications] 井口, 岡田 等: "MANET環境におけるコンテンツ指向型通信-インデックス伝送制卸方式に関する検討"電子情報通信学会 技術報告. MomuC140. 55-60 (2004)

[Publications] 浮田, 六浦, 岡田 等: "モバイルアドホック通信におけるマルチメディア統合制御方式"電子情報通信学会 技術報告. RCS-340. 39-44 (2004)

[Publications] A.Abe, H.Okada et al.: "Effective Reflect-transmission Schemes for Vehicle-Pedestrian Communications(VPEC)"Proc.of IEEE Vehicular Technology Conference. (発表予定). 1-6 (2004)

[Publications] J.Ueki, H.Okada et al.: "Development of Vehicular-Collison Avoidance Support System by Inter-Vehicle Communications -VCASS"Proc.of IEEE Vehicular Technology Conference. (発表予定). 1-6 (2004)

[Publications] 岡田博美(監訳): "インターネット技術のすべて"ピアソン・エデュケーション社. 673 (2003)

岡田博美関西大学, 工学部, 教授 (10093387)

[Publications] 井口, 岡田等: "MANET環境におけるコンテンツ指向型通信-インデックス伝送制卸方式に関する検討"電子情報通信学会技術報告. MomuC140. 55-60 (2004)

[Publications] 浮田, 六浦, 岡田等: "モバイルアドホック通信におけるマルチメディア統合制御方式"電子情報通信学会技術報告. RCS-340. 39-44 (2004)