2002 Fiscal Year Annual Research Report
相互作用する複数の個から構成される知的システムの学習と進化に関する研究
Project/Area Number |
14350212
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
平澤 宏太郎 早稲田大学, 情報生産システム研究科開設準備室, 教授 (70253474)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古月 敬之 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 助手 (50294905)
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Keywords | 遺伝的プログラミング / 知的エージェント / マルチエージェント / 複雑システム / 共生学習 / 共生進化 / ネットワーク構造 / 相互作用 |
Research Abstract |
平成14年度は知的エージェントを構築するための遺伝的ネットワークプログラミング(GNP)とエージェント間の知的相互作用を構築するための共生学習進化アルゴリズム(Masbiole)の基本技術を確立した。 1、遺伝的ネットワークプログラミング(GNP)に関する研究 (1)遺伝的ネットワークプログラミングの進化アルゴリズムについて各種の突然変異、交叉、選択方式の検討を行った。これをタイルワールドベンチマーク問題に適用し、GPより優れた方式であることを明らかにした。 (2)遺伝的ネットワークプログラミングのオンライン学習方式について検討し、Q学習と進化方式の組合せが有効な方式であることを明らかにした。 (3)遺伝的ネットワークプログラミングをプログラムの自動合成に展開する方式を検討し、パリティー問題の合成に適していることを明らかにした。 2、共生学習進化アルゴリズム(Masbile)に関する研究 (1)共生学習進化の基本アルゴリズムを開発し、囚人のジレンマゲーム、多目的最適化問題、タイルワールド問題に適応し、その有効性を明らかにした。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 平澤 宏太郎: "マルチエージェントシステムの共生学習進化(Masbiole)の基礎検討"電気学会論文誌. 122-C. 346-354 (2002)
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[Publications] 間普 真吾: "遺伝的ネットワークプログラミングのオンライン学習"電気学会論文誌. 122-C. 355-362 (2002)
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[Publications] 片桐 広伸: "Network Structure Oriented Evolutionary Model: Genetic Network Programming -Its Comparison with Genetic Programming -"計測自動制御学会論文集. 38. 485-494 (2002)
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[Publications] 片桐 広伸: "Genetic Network Programmingとそのマルチエージェントシステムへの応用"電気学会論文誌. 122-C. 2149-2156 (2002)
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[Publications] 片桐 広伸: "ノード数可変型Genetic Network Programming"電気学会論文誌. 123-C. 57-66 (2003)
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[Publications] 平澤 宏太郎: "共生学習進化型マルチエージェントシステムとその応用"電気学会論文誌. 123-C. 67-74 (2003)