2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14350223
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
渡邊 嘉二郎 法政大学, 工学部, 教授 (30061229)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 一行 法政大学, 工学部, 助教授 (50287843)
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Keywords | 健康モニタ / 無拘束 / 心拍 / 呼吸 / 体動 / 睡眠段階 / 超高感度圧力センサ / 計測用LSI |
Research Abstract |
1.要素技術開発 (1)マイクロホン型超高感度ロバスト圧力センサについては、昨年までのプロトタイプに改善を加え実用機を開発した。もはや製造段階にはいり、今後はメーカの仕事となる。 (2)超省電力生体情報計測回路は計測信号処理用汎用LSI設計のためのプロトタイプを設計し当初の目標を達成した。現段階では電池で1年以上駆動できる回路構成でなく今後の新たな課題となる。 (3)生体情報処理LSI回路は(2)の結果をもとに(株)JEPICOの自主参加で共同開発した。ジャイレータ、レールtoレールなど新規技術を導入したLSIを開発した。 (4)睡眠段階と睡眠の質の評価の方法・アルゴリズムは30夜を越える睡眠データを計測し、無拘束で従来のR-K法に比べ10%程度の誤差以内で睡眠段階が推定できる方法とアルゴリズムを開発した。 2.運用条件の適正化 (5)被介護者のプライバシー保護に関しては、一般の介護システムも含め本システムが被介護者にどのような心理的影響を与えるかの予備アンケート調査を行った。 (6)健康モニタを受け入れる条件の検討に関しても(5)とともに予備アンケート調査を行った。 3.システム統合 (7)実証試験について、健常者(学生)5名と、睡眠障害者2名について病院の協力のもとで実験を行った。健常者の実験ではシステムの信頼性、耐久性ならびに睡眠段階の推定の確実性を調べた。睡眠障害者の実験では睡眠段階推定の評価を行った。これらの実験はフィールドテストの一環として行われた。
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Research Products
(1 results)