2002 Fiscal Year Annual Research Report
社会環境の変化に伴う交通荷重実態調査と橋梁の劣化予測モニタリング手法の開発
Project/Area Number |
14350241
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
山田 健太郎 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50109310)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小塩 達也 名古屋大学, 環境学研究科, 助手 (70303659)
近藤 明雅 名城大学, 理工学部, 教授 (10023350)
北田 俊行 大阪市立大学, 工学研究科, 教授 (30029334)
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Keywords | Bridge Weigh-in-Motion / 交通荷重 / 橋梁付属物 / 交通振動 / 疲労 / 溶接継手 / モニタリング / 画像計測 |
Research Abstract |
2002年度の研究実績の概要は以下のとおりである. 1)交通荷重実態調査手法の開発 支点反力を用いたBridge Weigh-In-Motionを開発して,交通荷重実態調査を行ない,各車両が橋梁の疲労に与える影響を計算,車種ごとの比較を行った.測定にあたり,長時間の無人モニタリングと,遠隔地からのシステム操作が可能な構造物遠隔モニタリングシステムを構築した.(小塩,山田:名古屋大学) 2)橋梁及び付属構造物の劣化予測手法の開発 ・25年間大気暴露させた無塗装仕様の耐候性鋼溶接継手の疲労試験を行い,暴露期間による溶接止端形状の変化と疲労寿命について検証した.(近藤:名城大,山田:名古屋大) ・溶接継手に生じる疲労き裂について,き裂発生初期の疲労挙動を簡易に観測することを目的に,繰り返し荷重を受ける試験体局部のデジタル画像からき裂の発生を検出する画像計測システムを開発した.(舘石:名古屋大学) 3)橋梁及び付属構造物の劣化予測モニタリングシステムの開発 ・橋梁付属構造物に対する点検優先度の設定,危険箇所の推定を目的として,固有振動数,橋梁上の設置位置,設置位置の固有振動数などを考慮した「振動度マップ」を提案し,実橋梁の調査に基づいて振動度マップを製作した.(北田:大阪市立大) ・橋梁付属構造物の振動状況を簡易に長時間測定することを目的として,バッテリー駆動の小型振動測定器を開発し,その適用性について検証した.(山田:トピー工業,山田,小塩:名古屋大学) ・摩擦型ひずみゲージを用いた塗膜上からひずみ測定について,実証試験を行い,その適用性について検証した.(小塩:名古屋大学)
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 小塩達也, 山田健太郎, 深津 伸: "BWIMによる大型車両の実態調査と橋梁の疲労損傷度評価"構造工学論文集. Vol.48A. 1055-1062 (2002)
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[Publications] 小塩達也, 山田健太郎, 若尾政克, 因田智博: "支点反力によるBWIMを用いた自動車軸重調査と荷重特性の分析"構造工学論文集. Vol.49A(発表予定). (2003)