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2002 Fiscal Year Annual Research Report

プランクトン・マイクロネクトンの同時定量採集のためのWYSIWYG-Netの開発

Research Project

Project/Area Number 14360103
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

藤森 康澄  北海道大学, 大学院・水産科学研究科, 助手 (40261341)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 向井 徹  北海道大学, 大学院・水産科学研究科, 助教授 (60209971)
Keywordsプランクトン / マイクロネクトン / フレームトロール / オキアミ / LOPC / WYSIWYG-Net
Research Abstract

本年度は,1)WYSIWYG-Netの基礎設計,2)海上実験による設計の評価について研究を行った。
得られた成果は以下の通りである。
1)WYSIWYG-Netの基礎設計 まず,プランクトン等の遊泳能力のない生物に対する濾水率を求めるため,回流水槽において現在使用されているFMTの網口前方における流速分布の解析を行った。網口中心前方1mにおいて流速は基準流速に対して96%となり,網目断面中心では88%まで減少した。また,網口断面での基準流速に対する平均流速は88%(濾水率0.88)であった。また,FMTは通常3ktで曳網されるが,この際の網の対水速度は上記の値を用いると140cm/s程度であり,マイクロネクトンの採集においては問題となるほどの流速減少ではないと考えられた。
2)海上実験によるD-FMTの設計の評価(1)D-FMTに使用されている身網網地(内径1.5mm)の採集保持率を求めるため,身網各部にポケットネット(内径0.5mm)を取付けて操業試験を行った。この結果,オキアミ類については,ポケットでの採集が非常に少なく,身網後端部のポケットでわずかに見られたのみであることから,オキアミ類の採集に関してD-FMTの採集保持率は100%に近いことが確認された。(2)D-FMTの2つのコッドエンドそれぞれの内部流速を測定した。操業によっては,双方の流速にわずかに偏りが見られたが,ほとんどの操業においては流速に大きな偏差は見られなかった。このことから,構造的条件から2つのコッドエンド双方において採集の偏りが生じることはないと判断された。(3)多次元情報の収集を目的としたD-FMTへのLOPC( Laser Optical Plankton Counter:本年度購入)および音響トランスデューサーの装着について船上で運用試験を行った。この結果,曳網方法,D-FMTのフレームの構造設計について改良の必要性が示唆された。同検討は操業試験の実施と合わせて翌年度も継続して行う予定である。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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