2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14360185
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
熊谷 進 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (60109965)
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Keywords | アフラトキシン / グルタチオンSトランスフェラーゼ / マストミス / ハムスター / マウス / ラット |
Research Abstract |
マストミス、ラット、マウス、ハムスターの肝臓サイトゾール分画について、ハムスター肝臓ミクロゾーム、補酵素、[3H]AFB1(アフラトキシンB1)、GSH-(グルタチオン)の存在下で反応させ、生成された[3H]AFB1-GSHをHPLCで定量することによってAFB1に対するGST(グルタチオンSトランスフェラーゼ)活性を求め、動物間および雌雄間での比較を行った。生成された[3H]AFB1-GSH量は、反応液よりSepPakC18で精製したAFB1-GSH分画を、HPLC(aminopropyl silicaに共有結合したD-phenylglycineで充填剤したchiral column)に供し、溶出液の放射能活性をHPLCに接続したflow scintilation analyzerにより連続的に測定することによって得られたAFB1-GSHのピーク面積から求めた。その結果、肝臓GST活性は、マストミスで最も高く、ついでハムスターとマウスで高く、ラットで最も低いことが認められ、AFB1の毒性に対する感受性の動物種差とよく一致していたことから、肝臓GST活性のアフラトキシン毒性における重要性が示唆された。今後、肝臓以外の臓器におけるAFB1に対するGST活性も明らかにし、アフラトキシン解毒におけるGSTの役割を究明するとともに、AFB1-aldehyde reductase活性測定系を構築し、その役割についても検討を加えていく。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Esaki H., Kumagai S.: "Gkutathione-S-transferase activity toward aflatoxin epoxide In kivers of mastomys and other rodents"Toxicon. 40巻. 941-945 (2002)
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[Publications] Bintvihok A, Thiengnin S, Doi K, Kumagai S.: "Residues of aflatoxins in the liver, muscle and eggs of domestic fowl"J.Vet.Med.Sci.. 64巻11号. 1037-1039 (2002)
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[Publications] Bintvihok A, Ponpornpisit A. Doi K, Kumagai S.: "Aflatoxin contamination in shrimp feed and its effects on shrimp production"J.Food Production. 66巻4号(発表予定). (2003)