2002 Fiscal Year Annual Research Report
安静時代謝及び栄養摂取と循環器疾患危険因子との関連に関する疫学的研究
Project/Area Number |
14370145
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
岡山 明 岩手医科大学, 医学部, 教授 (60169159)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野田 敏行 岩手医科大学, 医学部, 講師 (00254748)
板井 一好 岩手医科大学, 医学部, 助教授 (10048572)
西 信雄 岩手医科大学, 医学部, 助教授 (80243228)
小栗 重統 岩手医科大学, 医学部, 助手 (60316354)
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Keywords | 安静時代謝 / 栄養調査 / 循環器疾患危険因子 / 断面調査 / 無作為抽出標本 |
Research Abstract |
栄養調査で高エネルギー摂取であっても肥満傾向のないもの、逆に摂取量が少なくても肥満傾向の強いものがいる。多くの場合、栄養調査で得られた摂取エネルギーは信頼できないとされ、ほとんど議論されていない。栄養摂取状況は総エネルギーに占める栄養素摂取量で議論されることが多い。 そこで安静時代謝の住民での基本的な分布を明らかにするとともに循環器疾患危険因子との関連を検討するため、初年度として半数の無作為抽出による住民対象の調査を実施した。 調査は胆沢町、矢巾町の協力を得て保健センターで実施した。調査は週末を含む週4日間で午前中に実施し、対象者には空腹での来所を依頼した。安静時代謝量を測定する持続式呼気ガス分析装置は新たに購入し使用に供した。午前中は調査実施に用い午後はデータ整理及び参加者への結果報告準備に用いた。 1.調査項目 問診:飲酒喫煙、運動習慣、生活意識、生活満足度,栄養調査:フードモデルを用いた量頻度法による栄養調査,安静時代謝量:持続式呼気ガス分析装置を用いた代謝量測定,循環器疾患危険因子:血圧:5分間の安静語自動血圧計による2回測定,血液化学検査:血清総コレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪,空腹時血糖、HbAlc、空腹時インシュリン,血漿フィブリノーゲン、成長ホルモン,安静時心電図,血管脈派速度,身体計測・運動能力:身長、体重、ウエスト・ヒップ比、握力,上腕周囲(脱力時、収縮時),生活体力(明治生命体力医学研究所版),歩行速度(30m) 2.対象:40代、50代、60代、70代の男女各100名計400名。岩手県下胆沢町・矢巾町の協力を得て1町村当たり200名を住民基本台帳から作成した無作為抽出400名の名簿に基づき順次募集した。最終調査対象者は、385名であった。 3.調査時期:本年度は平成14年10月から6ヶ月平成15年3月8日にすべての調査を終了した。現在調査結果を整理し機会漏れ等を確認の上、情報のデジタル化のため入力依頼する予定である。来年度は更に400名の調査を実施する予定である。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Morikawa, Okayama et al.: "A cross-sectional study on association of calcium intake with blood pressure in Japanese population"J Hypertention. 16. 105-110 (2002)
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[Publications] Ueda K., Okayama A et al.: "Cigarette nicotine yields and nicotine intake among Jpanease male workers"Tobacco control. 11. 55-60 (2002)