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2002 Fiscal Year Annual Research Report

看護ケア技術の科学的根拠を探究する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 14370802
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

深井 喜代子  岡山大学, 医学部, 教授 (70104809)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 關戸 啓子  徳島大学, 医学部, 教授 (90226647)
佐伯 由香  長野県看護大学, 看護学部, 教授 (70211927)
前田 ひとみ  宮崎医科大学, 医学部, 助教授 (90183607)
兵藤 好美  岡山大学, 医学部, 講師 (90151555)
大倉 美穂  岡山大学, 医学部, 助手 (10259591)
Keywordsケア技術 / エビデンス / 手浴 / 尿路感染 / 病床環境 / 音環境 / 食のケア / 痛みのケア
Research Abstract

平成14年度の本研究の成果はつぎのようである。
1.手浴が生体に及ぼす影響を検討した。39℃の湯で10分間手浴後タオルで保温すると、最低30分は手の皮膚温が約1℃上昇し、主観的な温度感覚も保たれた。保温しない場合は皮膚温の低下と共に冷感が生じ、交感神経活性が高まった。(深井)
2.皮膚表面の状態を指標に手浴後のケアについて検討した。健康な女子学生を対象に手背部の角層水分量、皮脂量、pHを測定した。その結果、手浴終了後の薬用クリームの使用で保湿効果が持続し、皮膚の生理機能が維持されやすいことが分かった。(佐伯・深井)
3.排便処理のケア過程における手指の汚染度についてLMX寒天培地を用いたパームスタンプ法で調査した。その結果、排便処理後のみに大腸菌群が検出され、衣服を整えた後には全く検出されなかった。また右よりも左手指・手掌の方が大腸菌群検出数が多かった。これらの結果から、排便処理を伴うケア時には処理直後に消毒又は手袋の交換を行うことが必要なこと、特に臀部を支える左手の消毒が必要であることが示された。(前田・深井)
4.ベッドの下敷きに異なる素材のシーツを用いて寝床環境の違いを検討した。その結果、ゴム製防水シーツ、ディスポ防水シーツ、綿シーツの順に寝床内の湿度上昇が大きく、寝床環境が褥瘡の原因や増強要因になりうることが示唆された。(深井・兵藤・大倉)
5.空腹時の精神的変化と疲労との関係を研究するため、予備調査及び予備実験を行って関連要素を抽出し調査票を完成させた。次年度は本調査に着手する。(開戸・深井)
6.痛みのケアのエビデンスとして、音環境の影響と手浴の効果を検討した。その結果、看護行為で発生する音で、また手浴中、痛覚閾値が上昇することが実証された。(深井)

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 池田理恵: "手浴が実験的疼痛に及ぼす影響"川崎医療福祉学会誌. 12巻2号. 253-257 (2002)

  • [Publications] 黒田裕子: "看護行為で発生する音が実験的疼痛に及ぼす影響"川崎医療福祉学会誌. 12巻2号. 279-283 (2002)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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